
「ほっつき歩く」の使い方・例文
「ほっつき歩く」の使い方を、例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.朝食を食べた後、宿泊先からビーチへの散歩ついでに公園までほっつき歩くことが増加した。
2.アメリカ滞在中、彼女と一緒に街なかをほっつき歩き、徘徊するのが楽しかった。
3.野球の試合を観戦した後、勝利の余韻でほっつき歩いて周辺を散策した。
それでは、それぞれの例文について、解説していきます。
例文1は、散歩からの「ほっつき歩く」で、あてもなく歩いている意味。例文2も、徘徊という言葉が「ほっつき歩く」と文章で表現されています。
例文3も同様で、「ほっつき歩く」が、ぶらぶらとてもなく、その辺を適当に歩いているという意味。現在では、ほつき歩くより、ほっつき歩くのほうがよく用いられます。
「ほっつき歩く」の類義語は?違いは?

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次に「ほっつき歩く」の類義語(類語)を見ていきましょう。
類義語は数多くあり、例えば、遊歩、放浪、転転、ぶらつく、漂流、流歩く、散策、浮遊、流浪、散歩、そぞろ歩く、回歴、彷徨う、漫歩、逍遥、立ち廻るなど。
その1「漫歩」
「漫歩」(そぞろあるき)とは、あてもなくぶらぶらと歩きまわる、すずろあるき、漫然と歩きまわること、という意味。まんぽ、と読むことも。その意味からしても、「ほっつき歩く」とほぼ同じです。
夏目漱石の『草枕』に「山里の朧に乗じてそぞろ歩く」、森鴎外の『舞姫』に「余は獣苑を漫歩して」との一文が出てきます。
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