
端的に言えば、ほっつき歩くの意味は「あてもなく歩くこと」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
元新聞記者で、ライター歴20年のトラコを呼んです。一緒に「ほっつき歩く」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/トラコ
全国紙の記者を7年。その後、雑誌や書籍、Webでフリーの記者などとして活動中。文字の正確さ、使い方に対するこだわりは強い。
「ほっつき歩く」の意味は?
「ほっつき歩く」には、次のような意味があります。
「ほつきあるく」の音変化。「繁華街を―・く」
「ほつきあるく」の意味は、あてもなくあちらこちらと歩く。ほっつきあるく。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「ほっつき歩く(ほっつきあるく)」
まず、「ほっつき歩く」は、「ほつき歩く」が音変化した言葉です。そのほつき歩くの意味は、あてもなくあちらこちらと歩くこと。
主に、「夜中にいったいどこをほっつき歩いてきたのか」といった使い方をします。
「ほっつき歩く」の語源は?
次に、「ほっつき歩く」の語源を確認しておきましょう。
ほっつき歩くの元の言葉、ほるき歩くの「ほつく」は、あちこち歩き回る、うろつくといった意味のほか、金銭を浪費する、使い果たすという意味も。
「歩く」が言葉に付くことで、あてもなくぶらぶらとその辺を歩き回ることがより強調された用語となります。
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