
「手放し」の対義語は?
「手放し」には明確な対義語は存在しません。「無条件」には「条件」、「制約」には「自由」、「おおっぴら」には「こそこそ」と、それぞれに対義語はありますが「手放し」の対義語にはなり得ないので、「手放し」には対義語は存在しない、という結論に至りました。
その1「without reservation」
「without reservation」で「手放し」という意味になります。「reservation」は「予約」という意味で習いましたが、もう一つ「懸念・疑念・ためらい」といった意味もありますよ。ですのでこの場合は「ためらいなく」のニュアンスで「手放し」と訳します。
その2「openly」
「openly」は「おおっぴらに」のニュアンスで用いられます。「隠し立てせずに・率直に」の意味から「手放し」とも表現出来るので、英単語が思い浮かばないときなどに使ってみましょう。例文をあげておくので参照ください。
「My parents were openly pleased with the birth of their first grandchild.」
(両親は初孫の誕生を手放しで喜びました。)
「My parents doted on grandchild without reservation .」
(両親は手放しで孫を可愛がりました。)

ここまで「手放し」という言葉について勉強してきたが、「手放す」という言葉を辞書で調べると、スピルチュアルな意味での「手放しの法則」などがたくさん出てくるぞ。手放すことで引き寄せるという「引き寄せの法則」という言葉もたくさん出てきたな。
「断捨離」が浸透したのはここ10年くらいだろうか?「断捨離」とは「断行」「捨行」「離行」の頭文字を取った言葉で、「不要な物を捨て、執着から解放される」というヨーガの思想からくるものだ。「手放し」と「手放す」は一見無関係のように見えるが、なるほど「手放した」先に「手放し」で喜べる感情があるのかな、子供が無邪気に万歳して喜ぶ姿を見て「手放しに喜ぶ」という言葉が誕生したのかな、などと思ったぞ。