
端的に言えば手放しの意味は「気兼ねなく」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
接客業で鍛えられた語学力を持つAYAを呼んです。一緒に「手放し」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/AYA
長年接客業で培った「正しい敬語」を武器に、新人教育の経験も豊富なライターAYAが「手放し」について読み方から使い方、よくある読み間違いも含めて、分かりやすく解説。
「手放し」の意味や語源・使い方まとめ

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「手放し」と聞くと何を連想しますか?人によって思い浮かぶイメージが違うかもしれませんね。私は両手を挙げて大喜びする子供をイメージしました。両手を放して自転車に乗る人を思い浮かべた人もいるかも知れませんね。今回は色んな解釈が出来る「手放し」について詳しく解説していきます。
それでは早速「手放し」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。
「手放し」の意味は?
「手放し」には、次のような意味があります。
1.手を放すこと。
2.手をかけないで放っておくこと。
3.遠慮や気兼ねをしないで、おおっぴらに感情をあらわにすること。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「手放し」
「手放し」とは、サ行五段活用の動詞「手放す」の連用形、あるいは連用形が名詞化したものです。「てばなし」と読み、3つの意味がありますよ。手を放して自転車に乗るの意味、批判・制限・条件などをつけずに放っておくこと、おおっぴらに感情を表す意味の3つの意味を持っています。
私がイメージした「子供が両手を挙げて大喜びするさま」は、3番目の「手放し」になりますよ。感情に歯止めをかけずに表すイメージでしたが、実際は感情面だけでなく条件や制限も付けずにおおっぴらな表現方法を表す言葉です。
「手放しで喜ぶ」「手放しでは喜べない」のような使い方をします。
「手放し」の使い方・例文
「手放し」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
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