
「言い逃れ」の使い方・例文
「言い逃れ」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.後で言い逃れができないようにしっかりと書面に起こしておこう。
2.彼はいつも言い逃ればかりするから、重要な仕事は任せられないな。
3.あんなに言い逃れが上手な旦那さんだと頼りにならないね。
3つの例文を挙げてみました。例文1と2はビジネスシーンでありがちな例ではないでしょうか?言い逃れさせないために書面化しておこうという考えはビジネスではよくあることです。例えば約束した期日を守らせるため・相手との協議内容を口約束にしないためなど、さまざまな理由がありますね。例文2は仕事内容というよりは、「言い逃れ」ばかりしている人はこういう評価になってしまいますよ、という例です。どんなに仕事ができても全面的に任せられないなら、結果的には本人が不利になってしまいますよ。最後は例文3を見ていきましょう。「言い逃れ」が上手な旦那さんは取り方によっては頼もしいかもしれませんが、最終的には責任感があまりない、という事でしょうからパートナーがしっかりしていないと大変かもしれませんね。
その1「口実」
「口実」とは「こうじつ」と読み、「責任逃れ・弁解のための理屈」の意。「口実」という言葉は元は漢語で「口の中が充ちる」の意味でした。そこから派生して「中身のない言葉に実を込める」に転じて「言いがかりや言い逃れの材料」という意味に成ったとされています。言い訳をして責任を免れる「言い逃れ」とは「言い訳をする行為」と同じですので類義語として適切でしょう。
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