国語言葉の意味

ボロって何?語源はボロボロ?「ボロが出る」の意味や類義語などを院卒日本語教師がわかりやすく解説

入試やテストっていうのはな、その場しのぎの対策では絶対ダメなんだよ。その場しのぎではどうしても”ボロが出て”しまうからな…という話を今日生徒たちにしたんです。そしたら生徒たちから「ボロが出る」の「ボロ」って何ですか?…って聞かれてよ。みんなは分かるか?

とりあえず、この「ボロが出る」というのは「隠していた欠点があらわになる」という意味の言葉というのは、前提として覚えておいてくれ。

今回は、その「ボロ」の由来も含めて、院卒日本語教師の”むかいひろき”に「ボロが出る」について詳しく解説してもらうぞ!

ライター/むかいひろき

ロシアの大学で働く、日本で大学院修士課程を修了した日本語教師。その経験を武器に「言葉」について分かりやすく解説していく。

「ボロが出る」の意味や語源は?

image by iStockphoto

「ボロが出る」という言葉、聴いたことがない人はいないでしょう。ただ、細かいことについては知らない人が多いのではないでしょうか。まずは、その「ボロが出る」の意味や語源を確認していきます。

「ボロが出る」の意味は「隠していた欠点があらわになる」

「ボロが出る」という形では、国語系の辞典に掲載されたいないことが多いです。よって、ここでは「ボロ」の意味についてまずは確認していきましょう。「ボロ」は国語辞典では次のような意味が掲載されています。

1.使い古した布。ぼろきれ。襤褸(らんる)。
2.着古して破れた衣服。また、つぎはぎだらけの衣服。襤褸(らんる)。
「―をまとう」
3.都合の悪い点。欠点。
「ーが出る」
4.ひどくいたんだもの。また、役に立たなくなったもの。
「ー家(や)」「ー靴[自転車]」

出典:明鏡国語辞典 第二版(大修館書店)「ぼろ【襤褸】」

「ボロ」は「都合の悪い点、欠点」という意味の言葉だと辞書に掲載されていました。「出る」と組み合わせると、「都合の悪い点、欠点が出る」…もう少し分かりやすくすると、「隠していた欠点があらわになる」という意味になります。ごまかしたりウソをついたりして隠していたことが、何かの拍子でうっかり現れてしまうことを表現する言葉です。

「ボロが出る」の語源は「ボロボロ」!?

次に、「ボロが出る」の語源について確認しましょう。この「ボロ(襤褸)」は、布や着物が破れた様子を表す擬態語「ボロボロ」から生まれた言葉だと考えられています。「ボロ」はまずは「使い古しの着物」「つぎはぎの着物」の意味で使用されるようになり、その後「みっともない欠点」や「失点」という意味でも使用されるようになりました。そして、「あらわになる」という意味の「出る」と組み合わせて生まれたのが、この「ボロが出る」です。

\次のページで「「ボロが出る」の使い方を例文とともに確認!」を解説!/

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