国語言葉の意味

ころころ変わる「百面相」の意味や使い方・類義語などを語学系主婦ライターが簡単にわかりやすく解説

この記事では「百面相」を解説する。
「百面相」とは簡単に言うと「表情をいろいろ変える」ことです。また、小道具などで人相を変える芸のことでもある。物まね芸人なども上手に有名人の顔まね、声まねをするよな。ちょっと古風に聞こえる「百面相」、意味や使い方をしっかりチェックしよう。
今回、語学系主婦ライターの小島ヨウを呼んです。一緒に「百面相」を説明していく。

ライター/小島 ヨウ

言葉の使い方、漢字の意味に興味を持ち、辞典で調べまくるアナログ主婦ライター。分かりやすく、読みやすい文章を心がけている。

「百面相」の意味・使い方

image by iStockphoto

「百面相」と聞くと、やはり推理小説を思い浮かべるのではないでしょうか。他人のふりをして情報収集、敵をあざむく変装術に長けているスパイや探偵などのキャラクターが、多くのエンターテイメント作品で活躍しています。そう、彼らこそ「百面相」です。言葉の意味や使い方をチェックしていきましょう。

「百面相」の意味

それではまず辞書で意味を調べましょう。

顔の表情をいろいろに変えること。また特に、手ぬぐいやつけひげなどの簡単な小道具を用いて、いろいろと顔つきを変えてみせる寄席芸。

出典:デジタル大辞泉 コトバンク(小学館)「百面相(ひゃくーめんそう)」より

「百」は数字の100、また数が多いこと・たくさんも表します。「面相」とは顔つき・人相のことです。ですから、「百面相」とはたくさんの顔つき、表情をさまざま変えること。

また、簡単な小道具で顔つきを変える芸をいいます。ひげやかつら・帽子などであっという間に別人のように変わる、芸人のものまね芸やコントを思い浮かべると理解しやすいかもしれません。

「百面相」の語源

「百面相」はそもそも寄席芸の一種です。寄席とは落語や講談・音楽や手品など大衆芸能を公演する娯楽場のこと。18世紀の終わりごろの江戸時代、表情と声色、カツラや付けひげなど小道具を使って顔を七通りに変える「七変目(ななへんもく)」「七ツ目」といわれる座敷芸が知られるようになりました。

それが19世紀初頭に発展して「百眼(ひゃくまなこ)」、そして「七面相」という芸になり、明治時代に「百面相」といわれました。

\次のページで「「百面相」の使い方・例文」を解説!/

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