国語言葉の意味

「のたくる」の意味や使い方は?例文や類語を元国語科教員がわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「のたくる」について解説する。

端的に言えばのたくるの意味は「うねって動く」「乱暴に書く」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

元国語科教員のminを呼んだ。一緒に「のたくる」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/min

高等学校の国語科教員として、授業や受験対策、小論文の講座を3年間経験。主に現代文を担当し、言葉に関する指導を幅広く経験してきた。現在はWebライターとして活動中。

「のたくる」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「のたくる」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「のたくる」の意味は?

「のたくる」には、次のような意味があります。

のた‐く・る
[動ラ五(四)]
1 からだをくねらせてはう。うねって動く。
2 文字などを乱暴に書く。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「のたくる」

「のたくる」は2つの意味を持つ言葉です。1つ目は「うねりまわる」「ころびまわる」といった意味、もう1つは「乱暴に書く」「塗りまくる」という意味になります。

また、「のたくる」は「ぬたくる」とも言うことができ、意味は同じです。どちらも漢字変換をせずにそのままひらがな表記で使います。

「のたくる」の語源は?

次に「のたくる」の語源を確認しておきましょう。

もともとは「ぬたくる」という言い方が転じた表現だと言われています。「ぬたくる」はほぼ「のたくる」と同じ意味ですが、「泥の上をもがいてころびまわる」という意味の場合は「ぬたうつ」とも言い換えることが可能です。「ぬたうつ」や「ぬたくる」という言い方が「のたうつ」「のたくる」のような言い方に変わっていったと言われています。

また、「のたうちまわる」「ぬりたくる」といった言葉も、この「ぬたうつ」「のたうつ」「ぬたくる」「のたくる」に関係する表現になりますので、覚えておきましょう。どれも言い方が似ていてややこしいため、誤字脱字に注意した方がいいかもしれません。

\次のページで「「のたくる」の使い方・例文」を解説!/

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