「この期に及んで」に対義語はある?
「この期に及んで」に明確な対義語はありません。ここでは、「この期」と「及ぶ」それぞれの反対の意味を考えて、足し合わせてみます。
「この期」の対義語は「定常時」
「大事な局面/クライマックス」を意味する「この期」に対し、「いつも通り」という意味の「定常時」を対義語として挙げました。
「及ぶ」に対義語はある?
「及ぶ」は「ある状態にいたる」という意味でしたね。これの対義的なニュアンスを一言で表す言葉はなさそうですので、この記事では「ある状態にいたらない」と語尾で否定することで対義表現とします。
「この期」「及ぶ」の対義表現を足すと…?
上述の2つの対義表現を足すと、「定常状態であり、重要な局面にいたっていない」となります。「この期に及んで」という場合、『対応するには遅すぎる』という気持ちを含むことが多いでしょう。この想いの反対は『早めに準備しておく』といったところでしょうか。これを加えると、「定常状態であり、重要な局面にいたっていないが、準備はしておく」となります。
「この期に及んで」は英語ではなんという?
日本でも国際化が進んできた昨今にあっては、言葉の英語訳も気になるところ。「この期に及んで」は英語でどのように表現されるのでしょうか。
at the last moment:土壇場になって
「土壇場になって」というふうに和訳される表現です。なにかの活動が最後まできて、『さあラストスパートいくか!』となっているときに、これまでを後悔するようなことを言われると、思わずつぶやきたくなってしまう言葉ですね。
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even at this stage:この段階にいたっても
ここでの「even」は「○○でも/さえ」という意味。和訳すると、「この段階にいたっても」となります。
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