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【慣用句】「気炎を揚げる」の意味や使い方は?例文や類語を日本文学部卒Webライターがわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「気炎を揚げる」について解説する。

端的に言えば気炎を揚げるの意味は「威勢が良いことを言うこと」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

今回は日本文学部卒の現役WEBライター、ヒマワリを呼んだ。一緒に「気炎を揚げる」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/ヒマワリ

今回の記事を担当するのは、日本文学科卒で現役ライターのヒマワリ。専攻は近代文学だが、古典からマンガまで幅広く読んでいる。受験生家庭教師の経験を生かして、「気炎を揚げる」についてわかりやすく丁寧に説明していく。

「気炎を揚げる」の意味や語源・使い方まとめ

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気炎を揚げる」は「きえんをあげる」と読みます。日常会話ではあまり聞くことがないかもしれないですが、小説などでは時々使われる表現です。会議などの話し合いの場面などで使われますね。

それでは早速「気炎を揚げる」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「気炎を揚げる」の意味は?

まず初めに「気炎を揚げる」の正確な意味を辞書からの引用で確かめてみましょう。「気炎を揚げる」には、次のような意味があります。

1.威勢のいいことを言う。気炎を吐く。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「気炎を揚げる」

2.燃え上がるように盛んな意気。議論などの場で見せる威勢のよさ。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「気炎」

上記のように「気炎を揚げる」は、威勢のいいことを言ったり、血気盛んに議論を述べたりすることです。「気炎」と言うのは、血気盛んな様子や、議論などでの威勢のよさや、熱っぽさを意味します。

別の言い回しで「気炎を吐く」とも言いますね。

また「気焔」と書かれることもありますが、「焔」は常用外漢字ですから「気炎」が一般的と言えるでしょう。

「気炎を揚げる」の語源は?

次に「気炎を揚げる」の語源を確認しておきましょう。

気炎」とは「炎」と言う漢字が使われているように、炎が燃え盛る様子に例えて、威勢の良さを表しています。「揚げる」には多くの意味がありますが、ここでは、さらに勢いを盛んにする、と言う意味で良いでしょう。

「気炎を揚げる」は炎の燃え盛る様子で、威勢の良いことを言っているさまを表した慣用句なのです。

\次のページで「「気炎を揚げる」の使い方・例文」を解説!/

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