

この言葉の代表的な英訳は「as plain as daylight」だが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。
個別指導塾の元講師で、受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んだ。一緒に「火を見るよりも明らか」の英訳や使い方を見ていくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/さとみあゆ
個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。
「火を見るよりも明らか」の意味と使い方は?
「火を見るよりも明らか」は、おもに予想される結果が悪い場合に使う言葉です。それでは、「火を見るよりも明らか」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。
「火を見るよりも明らか」の意味
「火を見るよりも明らか」には、次のような意味があります。
《「書経」盤庚上から》きわめて明らかで、疑いを入れる余地がない。火を見るより明らか。明々白々。「泣きをみるのは火を見るよりも明らかである」
出典:デジタル大辞泉(小学館)「火を見るよりも明らか」
「火を見るよりも明らか」の使い方・例文
「火を見るよりも明らか」は、疑う余地がないほど明らかだという意味です。中国の歴史書「書経」の中で、殷(いん)の国王が地方を治める諸侯に対し、「地方がうまく統治できていないのは、お前たちの愚かさが原因なのは火を見るよりも明らかだ。」と説くというエピソードがあります。
次に「火を見るよりも明らか」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.彼が嘘をついているのは火を見るよりも明らかだ。
2.この成績では志望校に合格するわけがないのは、火を見るよりも明らかだろう。
3.彼女が好きなのはトムだよ。そんなの火を見るよりも明らかだと思うけど。
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