理科生物生物の分類・進化

驚異の体格差!オスが極端に小さい「矮雄」とは?現役講師が解説します

よぉ、桜木建二だ。この記事では「矮雄」という用語について紹介していきたい。

矮雄というのは、生物のオスとメスのサイズに関するキーワードだ。今回の記事を読めば、我々の理解をはるかに超えた生物の生き方を垣間見ることができるだろう。生物の多様性や進化について考えずにはいられなくなるはずだ。

大学で生物学を学び、現在は講師としても活動しているオノヅカユウに解説してもらおう。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

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ライター/小野塚ユウ

生物学を中心に幅広く講義をする理系現役講師。大学時代の長い研究生活で得た知識をもとに日々奮闘中。「楽しくわかりやすい科学の授業」が目標。

オスとメスの”大きさ”のはなし

今回のテーマである「矮雄(わいゆう)」というキーワードは、生物のオスとメスの大きさに関係する言葉です。

お話を始める前にちょっと考えていただきたいのですが、”オス”と”メス”ってどっちが大きいと思います?

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ふむ…人間の場合は、一般的にオス(男性)の方が、メス(女性)より身体が大きな傾向にあるな。

そうですね。ヒトの場合はそうかもしれません。

ですが、自然界に目を向けると、メスの方がオスよりも大きな傾向にある、という生物が結構いるんです。

例えば、クモの仲間。オスの個体がメスよりも小さい傾向にあるものが少なくありません。

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考えてみると、オスとメスで身体のサイズだけでなく、模様や形態にも大きな違いのあるものがいるよな。

蝶の羽根や鳥の羽の色の違いなど、いろいろな生物で見られますね。オスとメスで形態に違いがあることを性的二形といいます。

矮雄とは?

では、本題に入りましょう。

矮雄とは、同種のメスと比べてオスのサイズが”非常に”小さいときに使われる言葉です。

image by Study-Z編集部

オスとメスの大きさに違いがある性的二形の中でも、オスの方がメスよりも極端に小さいとき、そのオスは「矮雄である」といわれます。

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