
「医は仁術」の使い方・例文
「医は仁術」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.医は仁術というけれど、このことを念頭にしている医師会の理事は何人いるのだろうか。
2.あなたの主治医は医は仁術をモットーとしているすばらしい先生だ。
3.現代の医療制度の中で医は仁術を貫くことは困難だろう。
1の例文は医者というものは人をいつくしむものなのに、その気がない医者が多いことを嘆いています。2の例文は、人によりそうことを心がけているりっぱな医者がいるということを称賛しているのです。3の例文では、現代の社会の仕組みの中では自分の利益を考えずに人のためにつくすということは構造上困難であることを言っています。
その1「医は意なり」
「医は意なり」とは、「医療とは自分で考えたり、工夫したりすることによって会得するものであり、口頭の説明や著書などによって悟ることができないものである」という意味です。語源は中国の唐の時代の許胤宗が著書を進められた時にこう言ったとされています。「意なり」を「威なり」とか「異なり」と読み替えて医者に、自分たちの慢心を戒める座右の銘として使われることが多いことわざです。
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