
この言葉の代表的な英訳は「can’t stomach」ですが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。
個別指導塾の元講師で、受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んです。一緒に「腹に据えかねる」の英訳や使い方を見ていきます。

ライター/さとみあゆ
個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。
「腹に据えかねる」の意味と使い方は?
「腹に据えかねる」は、体の一部を使った慣用句の一つです。それでは、「腹に据えかねる」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。
「腹に据えかねる」の意味
「腹に据えかねる」には、次のような意味があります。
怒りを心中におさめておくことができなくなる。がまんができない。「あの発言はどうにも―・ねる」
出典:デジタル大辞泉(小学館)「腹に据えかねる」
「腹に据えかねる」の使い方・例文
「腹に据えかねる」は、怒りががまんの限界に達しているという意味の慣用句です。「腹」には「心中」や「感情」などの意味もあることから、「腹に据えかねる」で心を落ち着けてこらえることができないという意味になります。
次に「腹に据えかねる」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.夜遅くに階上から聞こえてくる騒音は、いいかげん腹に据えかねる。
2.温厚な先生があれほど怒っていたのは、よほど腹に据えかねることがあったのだろう。
3.妻の傲慢な態度が腹に据えかねるからといって、暴力をふるっていいわけではない。
\次のページで「「腹に据えかねる」の英語での表現は?」を解説!/