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3分で簡単「自然の恵み」!学術的な定義とは?理系学生ライターがわかりやすく解説!

今回は「自然の恵み」について解説していきます。

自然の恵みという言葉は、商品や企業のキャッチコピーとして使われたり、ニュースなどで取り上げられたりすることが多い。この概念は、生物学や環境工学について学ぶ際にも非常に重要になるぞ。自然の恵みというのは、今後も関心が高まり続けるであろうテーマであり、学んだことが無駄になることはないでしょう。ぜひこの機会に、自然の恵みについての理解を深めてくれ。

工学の視点で生態系について学んだことがある学生ライター通りすがりのペンギン船長と一緒に解説していきます。

ライター/通りすがりのペンギン船長

工学部所属の現役理系大学生。環境工学を専攻している。高校時代は生物を学んでいなかったが、大学進学後に工学的な視点から生態系について詳しく学んだ。

自然の恵みについて考えよう!

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近年、自然の恵みという言葉が、商品や企業のキャッチコピーによく使われるようになりました環境問題の関心が高まっていることから、研究者だけでなく、企業の経営者も自然の恵みについて考えることが必要とされているのです。そして、この言葉はメディアや教育の場でも取り上げられるようになり、子どもから大人まで幅広い世代に浸透しました。このような傾向は、日本だけのものでなく世界的なものですよ。

自然の恵みという言葉からは、環境保護や生物多様性などの概念が連想されます。実際、これらの概念との関係性は深くなっていますよ。今回は、自然の恵みという言葉について、生物学、環境工学、ビジネスやマーケットなどの様々な視点から学んでいきましょう

自然の恵みとは?

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まずは、学術的な要素を抜いて、自然の恵みという言葉の意味を考えてみましょう。例えば、自然豊かな環境で手に入れることができる美味しい食べ物や天然水などを自然の恵みとしてイメージする方がおられるでしょう。また、建築に使用される木材などを自然の恵みだと捉える方もいるかと思いますこれらのイメージはいずれも正しいです

以上で挙げたイメージを一般化させると、自然の恵みの意味がわかります。つまり、自然が正しく機能することで得られる資源やサービスのことを自然の恵みと呼んでいるのです

学術的な視点でみた自然の恵み

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ここまで、自然の恵みについての一般的な説明を述べてきました。しかしながら、このような説明では、自然の恵みについての本質的な理解をすることはできません。以下では、生物学や環境工学の視点で自然の恵みについて学んでいきます

ここでは、自然の恵みと関連のある「生態系サービス」と「自然資本」という言葉について触れますね。これらの言葉を知ることで、自然の恵みについて一歩踏み込んだ理解が得られることでしょう

生態系サービスについて

生態系サービスとは、生物や生態系に由来する人類に利益をもたらすサービスのことを指します。生態系サービスは供給調整文化基盤保全の5つに分類されますよ。それぞれ、供給は食料や水などの資源の生産調整は気候などの制御文化はレジャーやレクリエーションのための空間提供基盤は光合成などによる酸素の供給保全は自然災害などのリスクの低減のことを指します。

これらのサービスの消費者は人類です。そして、人類は生態系サービスの質にも大きな影響を与えています。大規模な経済活動によって、環境負荷が高まった場合、生態系サービスの質は低下してしまいますよね。

\次のページで「自然資本について」を解説!/

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