国語言葉の意味

「焦燥に駆られる」の意味や使い方は?例文や類語を元予備校校舎長が解説!

「焦燥に駆られる」の使い方・例文

「焦燥に駆られる」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。

1.親友と同じ人を好きになってしまった。そして明日、親友が彼女に告白すると聞き、私は焦燥に駆られずにはいられなかった
2.会社の業績が低迷し、やりくりのため融資を申し込んだが、銀行に断られた。明日は給与支払い日、私は焦燥に駆られている
3.上司は小さなミスを見つけてはチクチク嫌味を言う人だ。焦燥に駆られた私は、さらにミスをしてしまう悪循環にある。

「焦燥に駆られる」は、いらいら・そわそわする、苛立ち焦る、という意味でしたね。「駆られる」という言葉からもわかるように、焦りに追い立てられたり、追い詰められたりするといったシチュエーションで使える表現です。例文1から3のいずれも、強い焦りや苛立ちが垣間見えることに注目してください。

例文1の強い焦りはどんな点にあるでしょう。そうですね、親友が自分も好きな人に明日告白する、というのを聞いたからですね。恋愛ではこうした苛立ち焦る場面によく出くわすのではないでしょうか。例文2は融資が受けられず、事業が立ち行かなくなるという状況、例文3はパワハラ気質のある上司の指導に対する焦り苛立ちが、さらに仕事でミスを誘発してしまうということです。いずれもいかんともしがたい強い焦りがある状況で使われていることが分かります。

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「焦燥」を使った表現に「焦燥感に駆られる」「焦燥感を感じる」というものもある。この2つは似ているが、「焦燥感を感じる」という言い回しは避けた方が無難だ。「〇〇感を感じる」と書いてみるとわかるが「感」の字が重なっているため誤用だと言う人もいるし、読みにくい・まどろっこしいと感じる人も多い。

「焦燥感」としたい場合は「焦燥感に駆られる」「焦燥感を覚える」「焦燥感を抱く」といったように、熟語を別の言葉にするとスッキリ伝わるぞ。

「焦燥に駆られる」の類義語は?違いは?

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「焦燥に駆られる」と同じ意味を持つ言葉を見てみましょう。そわそわしたり焦ったり、いらいらしたりという意味を持つ言葉は沢山ありますが、「焦燥に駆られる」に最も近い2つをご紹介します。

その1「苛立ち」

1つ目は「焦燥に駆られる」の意味解説でも登場した「苛立ち」です。「思うようにならず気持ちが高ぶること、あせっていらいらすること」という意味を持っています。まさに「焦燥に駆られる」状態ですよね。日常会話で使う場合は「いらいらする」「むしゃくしゃする」と言っても良いでしょう。

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