端的に言えば絵になるの意味は「美しい」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
大手企業に35年以上勤務し、仕事でたくさんの文章を扱ってきた経験を持つKAIKAIを紹介しよう。一緒に「絵になる」の意味や例文、類語などを見ていきます。
ライター/KAIKAI
東京の大手企業に35年以上勤務し、仕事でたくさんの文章を扱ってきた経験を持つ。学生時代から国語が得意で言葉や用語の解説には自信あり。
「絵になる」の意味は?
「絵になる」には、国語辞典をひくと、次のような意味があります。
その光景がある意味合いを感じさせてり、人の動作などが美しい型をもっていたりして、そのまま絵の題材になりそうである。
出典:デジタル大辞泉(小学館)コトバンク「絵になる」
辞書によると、「動きや、容姿が美しい人やきれいな風景」のことを「絵になる」とあります。印象に残るような美しい人や、風景画のような景色やカメラの被写体などを見た時、このような表現するのです。はかなく、美しいものを好む日本人に適した慣用句ですね。
「絵になる」の語源は?
次に「絵になる」の語源を確認しておきましょう。
明治時代の寺田寅彦の小説、旅日記に「山腹には不規則に色々な建物が重なり合って立って居る。それがまた何とも云はれないやうに美しい絵になっているか」とありますが、これが語源になったものと言われています。
\次のページで「「絵になる」の使い方・例文」を解説!/