国語言葉の意味

「物の見事に」の意味や使い方は?例文や類語をプロダクション編集者がわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「物の見事に」について解説する。
端的に言えば「物の見事に」の意味は「あざやかなさま、見事なさま」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
ライターのflickerを呼んだ。一緒に「物の見事に」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/flicker

仕事柄、言葉からひらめきをもらうことがよくある。「なるほど。そういうことか!」と言葉への知識・関心がさらに一層広がるように、さらに編プロでの編集経験を活かし理解しやすい精確な解説を心掛ける。

「物の見事に」の意味や語源・使い方まとめ

image by PIXTA / 69816702

それでは早速「物の見事に」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「物の見事に」の意味は?

「物の見事に」には、次のような意味があります。

(「見事」を強めた表現) たいそう見事であるさま。まことに立派に。たいへん鮮やかに。

出典:コトバンク

「物の見事に」は完全に行われたことを誇張する様子を表します好ましい場合についても好ましくない場合についても用いられますよ。話者の予想した結果が予想以上に完全に行われたことを誇張するニュアンスで、感嘆・あきれ・皮肉などの暗示がこもります

「物の見事に」の語源は?

「物の見事に」の語源ははっきりとはわかっていませんが、「物の見事に」の「ものの」は「見事」を強調する表現です。それでは「物」の漢字の成り立ちについて説明しましょう。「物」は「牛」とさまざまな色の意味の音を示す文字とを合わせた字。色の混じった牛のことから、さまざまな色や形をした「もの」の意味に使われるようになりました。

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