国語言葉の意味

「洗いざらい」の意味や使い方は?例文や類語をプロダクション編集者がわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「洗いざらい」について解説する。
端的に言えば「洗いざらい」の意味は「何から何まで、残らず、すっかり」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
ライターのflickerを呼んだ。一緒に「洗いざらい」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/flicker

仕事柄、言葉からひらめきをもらうことがよくある。「なるほど。そういうことか!」と言葉への知識・関心がさらに一層広がるように、さらに編プロでの編集経験を活かし理解しやすい精確な解説を心掛ける。

「洗いざらい」の意味や語源・使い方まとめ

image by PIXTA / 47580797

それでは早速「洗いざらい」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「洗いざらい」の意味は?

「洗いざらい」には、次のような意味があります。

[副]残したり隠したりせず、すべてを出すさま。何から何まで全部。残らず。

出典:Weblio 辞書

「洗いざらい」は残すところなく何かをする様子を表し、「話す・白状する」「持って行く」などの消費・喪失行為を修飾することが多いです。行為を行った結果、何も後に残らないことが一種の清涼感や喪失感を伴って受け止められることにポイントがありますよ。この点で、客観的で特定の感情を暗示しない「のこらず」「ぜんぶ」と異なるでしょう。

「洗いざらい」の語源は?

次に「洗いざらい」の語源を確認しておきましょう。「洗いざらい」は「洗う」と「浚う」を組み合わせてできた言葉。「浚う」は普通ひらがなで書きます。それでは「洗」の漢字の成り立ちについて説明しましょう。「洗」は水を表す「氵」と裸足の意味の音を示す「先」とを合わせた字。裸足に水を流してすすぐことから「洗う」意味を表します。参考にしてくださいね。

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