国語言葉の意味

【慣用句】「口が堅い」の意味や使い方は?例文や類語をプロダクション編集者がわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「口が堅い」について解説する。
端的に言えば「口が堅い」の意味は「秘密をむやみに口外しない性格、あまり物を言わないたち」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
ライターのflickerを呼んだ。一緒に「口が堅い」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/flicker

仕事柄、言葉からひらめきをもらうことがよくある。「なるほど。そういうことか!」と言葉への知識・関心がさらに一層広がるように、さらに編プロでの編集経験を活かし理解しやすい精確な解説を心掛ける。

「口が堅い」の意味や語源・使い方まとめ

image by PIXTA / 59478283

それでは早速「口が堅い」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「口が堅い」の意味は?

「口が堅い」には、次のような意味があります。

言ってはならないことを他言しない。また、そのような性質である。饒舌(じょうぜつ)ではない。

出典:コトバンク

「口が堅い」は「やたらに口外しない、秘密をよく守る」という意味この場合の「堅い」は意思が強く他に屈しない様子を表します。類義語に比喩的な意味を表す「口が重い」は「おしゃべりでない」「寡黙である」という意味ですが、必ずしもプラスイメージではなく、当然話すべきことについても言わないで黙っているというニュアンスがありますよ。この反対語は慣用句の「口がかるい」で、「よくしゃべる」「秘密が守れない」というマイナスイメージの表現となります。

「口が堅い」の語源は?

次に「口が堅い」の語源を確認しておきましょう。語源は分かっていませんが、「堅い」は柔軟性がなく適応力に欠ける様子を表す形容詞ですが、この場合の「堅い」は意思が強くて他に屈しない様子を表します。それでは「堅」の漢字の成り立ちについて説明しましょう。「堅」は「土」とかたい意味の音を示す「ケン」とを合わせた字。土地が「かたい」「しっかりしている」意味を表します。

\次のページで「「口が堅い」の使い方・例文」を解説!/

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