
「at any rate」
「at any rate」は「とにかく、どんなことがあっても、少なくとも」という意味です。「At any rate, she’s thick」で「なんせ彼女は厚かましい」、「At any rate, he’s too old for any of them」で「なんせこの年だからどこも無理だろう」と訳すことができますよ。
「なんせ」を使いこなそう
この記事では「なんせ」の意味・使い方・類語などを説明しました。「なんせ」は理由を強調する様子を表す副詞。「なんせ」の表す理由は主観的で客観的な根拠かどうかは問題にされておらず、しばしば話者が自分の正当性を主張して釈明したり一人合点したりしているニュアンスになると解説しましたね。また「なにせ」は一つの物事を主張する様子を表し、主観的な理由の存在が暗示され、その理由を背景として相手に主張する様子を表します。さらに話者の納得と相手の共感を期待する心理が暗示されるでしょう。なお「なにせ」は「なにしろ」や「いかんせん」に似ていますが、「なにしろ」の方がやや冷静な表現ですし、「いかんせん」は自分の力が及ばないのを残念に思う様子を表し、好ましいことについては用いられません。参考にしてくださいね。