国語言葉の意味

「何の気なしに」の意味や使い方は?例文や類語をプロダクション編集者がわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「何の気なしに」について解説する。
端的に言えば「何の気なしに」の意味は「これといった特別の意図もない、特に注意せず、関心を示さない、さりげない」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
ライターのflickerを呼んだ。一緒に「何の気なしに」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/flicker

仕事柄、言葉からひらめきをもらうことがよくある。「なるほど。そういうことか!」と言葉への知識・関心がさらに一層広がるように、さらに編プロでの編集経験を活かし理解しやすい精確な解説を心掛ける。

「何の気なしに」の意味や語源・使い方まとめ

image by PIXTA / 78011587

それでは早速「何の気なしに」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「何の気なしに」の意味は?

「何の気なしに」には、次のような意味があります。

さりげないようす。なにげないこと。

出典:コトバンク

「何の気なしに」は明確な意図や理由もなく行動する様子を表し、動作にかかる修飾語として用いられます。行動するに際して主体が客観的な理由や明確な意図を持っていないというニュアンスで、無意識と無関心の暗示がありますよ。

「何の気なしに」の語源は?

「何の気なしに」の読み方は「なんのきなしに」で、慣用句でもことわざでもありません。国語辞典や百科事典などを調べてみましたが、残念ながら「何の気なしに」の語源は定かではありませんので、補説として「気」の漢字の成り立ちについて説明しましょう。「気」は米と湯気を表す文字とを合わせた字。米を炊くときに立ち上る湯気のことから、「空気のような物」の意味に使われるようになりました。

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