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【慣用句】「何が何でも」の意味や使い方は?例文や類語をプロダクション編集者がわかりやすく解説!

「何が何でも」の英訳は?

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「何が何でも」の英訳にはどのようなものがあるのでしょうか。英語で「何が何でも」と言い表す時の例をさっそく見ていきましょう。

「by all possible means」

「by all possible means」は「何が何でも」という意味です。「He said he’d do whatever it took to get into the school by all possible means」で「彼は何が何でも志望校に合格すると言っていた」、「She was determined to solve this problem, by all possible means」で「彼女は何が何でもこの問題を解いてみせると意気込んでいた」と書き表すことができますよ。

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非常に強く要望する様子を表す語に「是非」がある「是非」は相手に対する主体の強い要望を表す語で、しばしば希望・依頼などの表現を伴う。「ぜひにと言われて断るわけにはいかないだろう」は「ぜひに…してほしい」という後ろの部分を省略した形だ。この「是非」は「是が非でも」や「是非とも」に似ているが、「是が非でも」はかなり主観的で、主体の強い意志と希望を切迫感を伴って暗示するぞ。「是非とも」も「是非」より要望の程度が高く、相手に働きかけない場合にも用いられる。覚えておこう。

「何が何でも」を使いこなそう

この記事では「何が何でも」の意味・使い方・類語などを説明しました。「何が何でも」はあらゆる困難を排除して目的を完遂しようとする様子を表す副詞主体の意志が客観的な情勢に左右されないというニュアンスで、しばしば主体の強情さや強引さの暗示をもつことがあると解説しましたね。また、この「何が何でも」は「何としても」に似ていますが、「何としても」はあらゆる手段を尽くして目標を実現する様子を表し、主体の義務感と切迫感の暗示を伴いますよ。暗示されている心理の違いを正しく理解しましょう。

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