

端的に言えば「願っても無い」の意味は「自分から願い望んでも叶いにくいほどのことが都合よく起こること、望外の結果を得ること」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
ライターのflickerを呼んだ。一緒に「願っても無い」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/flicker
仕事柄、言葉からひらめきをもらうことがよくある。「なるほど。そういうことか!」と言葉への知識・関心がさらに一層広がるように、さらに編プロでの編集経験を活かし理解しやすい精確な解説を心掛ける。
「願っても無い」の意味は?
「願っても無い」には、次のような意味があります。
望んでも簡単にかないそうもないことが運よく実現するさま。
出典:コトバンク
「願っても無い」は非常に望ましい様子を表し、普通では得られない好ましい状況が得られた場合に用います。また「願っても無い」は好ましい状況がすでに実現したか、実現しそうなときに用いることが多く、一般的に好ましい状態を客観的に評するときには用いないことが多い。
「願っても無い」の語源は?
次に「願っても無い」の語源を紹介したいところですが、残念ながらはっきりとはわかっていませんので、「願」の漢字の成り立ちについて説明しましょう。「願」は頭を表す「頁」と大きい意味の音を示す「原」とを合わせた字。大きな頭の意味を表します。後に「ねがう」意味に使われるようになりました。
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