
端的に言えば「恰好悪い」の意味は「見栄えがしない、無粋な感じがある」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
ライターのflickerを呼んです。一緒に「恰好悪い」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/flicker
仕事柄、言葉からひらめきをもらうことがよくある。「なるほど。そういうことか!」と言葉への知識・関心がさらに一層広がるように、さらに編プロでの編集経験を活かし理解しやすい精確な解説を心掛ける。
「恰好悪い」の意味は?
「恰好悪い」には、次のような意味があります。
[形]《「かっこ」は「かっこう(格好)」の音変化》物事に気のきいた感じがなくて自分の好みにぴったりしない、という気持ちで使う語。
出典:コトバンク
「恰好悪い」は人の行動が不手際で美的でない様子を表します。ただし、主に若い人から見ての判断を表し、どの年齢の人にも通ずる絶対的な価値基準はありません。とても俗語的で日常会話で主に用いられ、文章中に用いられることは少ないでしょう。
「恰好悪い」の語源は?
次に「恰好悪い」の語源を確認しておきましょう。「恰好悪い」は「恰好が悪い」が縮まってできた語ですが、意味の範囲は「恰好が悪い」より狭いです。「恰好悪い」は外見の悪さというよりは行動が不手際で美的でないことを侮蔑的に評するニュアンスがあり、必ずしも「恰好良い」と完全に反対語の関係にはなっていません。したがって「恰好悪い」がただ外見だけの悪さについて用いられることはあまり多くありません。
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