

この言葉の代表的な英訳は「early in the evening」だが、幅広い意味やニュアンスを理解すると英語でも使いこなせるシーンが増えるぞ。
個別指導塾の元講師で、受験生の指導経験が豊富なライターさとみあゆを呼んだ。一緒に「宵の口」の英訳や使い方を見ていくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/さとみあゆ
個別指導塾で多くの受験生を指導してきた経験を持つ。そのノウハウを駆使し、受験生だけでなく社会人にも「使える英語」を伝授する。
「宵の口」の意味と使い方は?
「宵の口」は、「よいのくち」と読みますが、やや古風な響きのある言葉ですね。「まだ」を伴って「まだ宵の口だ」などと言うことが多いのではないでしょうか。それでは、「宵の口」の意味と使い方をまずは見ていきましょう。
「宵の口」の意味
「宵の口」には、次のような意味があります。
日が暮れて夜になりはじめたばかりのころ。また、夜のまだふけないころ。「八時や九時はまだ宵の口だ」
出典:デジタル大辞泉(小学館)「宵の口」
「宵の口」の使い方・例文
「宵の口」は夕方と呼ぶには少し遅く、夜更けと呼ぶには早すぎる微妙な時間帯を指す言葉です。次に「宵の口」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.もう帰るの?まだ宵の口だよ。
2.まだ宵の口からそんなに酔っぱらったら家に帰れなくなるよ。
3.泥棒は深夜に入るのかと思ったら、近所の家では宵の口に被害に遭ったらしい。
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