国語言葉の意味

「純然」の意味や使い方は?例文や類語を日本文学科卒Webライターがわかりやすく解説!

その4「完璧」

「完璧(かんぺき)」は「欠点がまったくないこと」を意味する言葉です。足りない部分や欠けている部分が一切なく、完全無欠であることを表します。「まさしくそれに相違ない」という意味の「純然」と似た意味を持つ言葉であると言えますね。「完璧な演技」などと用います。

その5「完全」

「完全(かんぜん)」は「欠けたところや足りないところがまったくないこと」「必要な条件がすべてそろっていること」を意味する言葉です。この言葉も、「まさしくそれに相違ない」を意味する「純然」と似た意味を持っていると言えます。「完全に失敗だ」などと用いますね。

「純然」の対義語は?

「純然」の対義語を見ていきましょう。

その1「混在」

「混在(こんざい)」は「いくつかのものがいりまじって存在すること」を意味する言葉です。複数のものがごちゃごちゃに入り混じっていることを表しています。「まじりけのない」を意味する「純然」とは反対の意味を持つ言葉ですね。「さまざまな要素が混在する」などと用います。

その2「混然」

「混然(こんぜん)」は「すべてがとけ合って区別がないさま」を意味する言葉です。「渾然」と書くこともあります。「渾然一体」という言葉を聞いたことがあるかもしれません。「すべてがとけ合って一つのものになるさま」を意味する四字熟語です。「混然」も「まじりけのない」を意味する「純然」とは反対の意味を持つ言葉ですね。「混然とした雰囲気」などと用います。

その3「混和」

「混和(こんわ)」は「よくまじり合うこと」「よくまぜ合わせること」を意味する言葉です。「法律で、別々の所有者に属する米や酒などが混合・融和して識別ができなくなること」を意味する言葉でもあります。この言葉も、「純然」とは反対の意味を持つ言葉ですね。「混和して一体となる」などと用います。

その4「複合」

「複合(ふくごう)」は「複数のものが合わさって一つのものになること」を意味する言葉です。二つ以上のものが混ざり合って一つのものになることを表しています。この言葉も、「純然」とは反対の意味を持つ言葉ですね。

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