1.プレミアム会員からの質問は煩瑣なものが多く、手軽には回答できない。
2.この問題を解決するためには、今後、煩瑣な事務手続きが必要となる。
3.便利な自動翻訳機能をさらにレベルアップさせるため、煩瑣なテストを繰り返す必要がある。
「煩瑣」は細かくて煩わしいことを表現する時に使われる言葉です。「煩瑣な問題」「煩瑣な規則」「煩瑣な心づかい」など、「煩瑣な」の形で他の名詞を修飾する言葉として用いられることが多いのですが、「煩瑣に耐えかねる」「煩瑣を逃れる」といったように用いることもできます。面倒だ、解決しにくいといったことを表したい時に使う言葉ですが、文章語ですので、日常会話の中で普通に用いられることは少ない言葉かもしれませんね。
その1「煩雑」
「煩雑(はんざつ)」は「こみいっていてわずらわしいこと」を意味する言葉です。「繁雑(はんざつ)」と書くこともあります。「煩雑」が入り組んでいて煩わしいという意味であるのに対して、「繁雑」はしなくてはならないことが多くて複雑で面倒という意味が強くなりますが、ほとんど同じ意味として用いることができますよ。細かくて煩わしい「煩瑣」とは少しニュアンスが異なりますが、よく似た意味を持つ言葉です。「煩雑な手続き」などと用います。
その2「複雑」
「複雑(ふくざつ)」は「物事の事情や関係がこみいっていること」「入り組んでいて、簡単に理解・説明できないこと」を意味する言葉です。いろいろな要素が重なり混じって解決しにくいという意味を表します。「解決しにくい」という点が「煩瑣」と共通していますね。「複雑な手続き」などと用います。
その3「厄介」
「厄介(やっかい)」は「手数がかかって迷惑なこと、面倒なこと」を表す言葉です。「親の厄介になる」のように「世話すること、世話になること」も表わします。煩わしいという意味が「煩瑣」と共通していますね。「厄介なことに巻き込まれる」などと用います。
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