ドラゴン桜式勉強法ヘッドライン

【漫画でわかる】ドラゴン桜式「教え合う勉強法」を完全解説!なぜ教え合うと効率がよいのか?

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では、ドラゴン桜2に出てきた「教え合う勉強法」について、マンガ付きで解説していくぞ。

英単語や公式、化学式…、勉強の土台は「暗記」にあるよな。基本事項を覚えて、初めて応用問題が解けるようになっていく。しかし「なかなか覚えられない」「暗記が苦手」という悩みが多いのも事実だ。みんなも、勉強したことがすぐに覚えられれば、効率よく進むのに!と悔しい思いをしたこともあるんじゃないか?

そんな暗記の悩みを解決する勉強法が、ドラゴン桜2で紹介されている。ズバリ、「教え合う」という方法だ。教え合うことがなぜ、暗記に役立ち勉強の効率を上げるのか。その答えは漫画に描いてある。まずは漫画をよく見てほしい。その上で「教え合う勉強法」について、元予備校校長のみゆなと一緒に解説していくぞ!

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/みゆな

元大手予備校校舎長、現在は教育系のライター。国語、特に現代文の指導経験が豊富。難解な言葉や表現を中高生がスラスラ理解できるように解説するのが大得意。

まずはドラゴン桜式「教え合う勉強法」をチェック!

まずはこの漫画を読んでみてください。「1年で東大合格」を目指す早瀬さんと天野くんに、勉強の能率を上げる方法をアドバイスするシーンです。

「教え合う勉強法」が記憶の定着効率を徹底的に上げる!

漫画では「勉強した内容をアウトプットする様子を録画する」という手段で”教え合う勉強法”を実現しようとしています。そしてこの方法だと、勉強の能率が一気に上がる、とも書かれていましたね。理由は「後で録画される」という思いが勉強内容を習得する強い動機づけになるから。録画されるとわかっているのに、何も習得していないカッコ悪い姿を見せたい人はいませんからね。

「勉強の効率」とは抽象的な言葉ですが、かみ砕くと「限られた時間内に、どれだけ勉強の成果を上げられるか」という点に凝縮できます。何度も同じことを繰り返したり、覚え直したりしていたのでは勉強が前に進まず、成績アップも期待できませんよね。覚えるべきことはその日に覚える!習ったことはその日にマスターする!この勉強姿勢の実現こそが、「効率的な勉強法」そのものなのです。つまり勉強法の工夫とは、「その日に覚える」ことを実現するための試行錯誤ということですね。

なぜ「教え合う勉強法」が効率よく記憶できるのか

人間は元来、「忘れる」生き物です。毎日の膨大な情報を端から記憶していたのでは、あっという間に脳がパンクしてしまいますからね。自分の脳を守るために、敢えて「忘れる」ようにできているのです。

そんな脳が「忘れない」記憶には、大きく2つの特徴があります。1つは「危険に関わること」、生命や健康、食べ物など”緊張を伴う情報”は忘れては困りますからね。2つ目は「繰り返し何度も入ってきた情報」で、何度も同じ情報に触れると脳は『これは重要だから何度も見るのに違いない』と判断し忘れなくなるそうです。

勉強した内容を「教え合う」という方法は「脳が情報を忘れない2つの特徴」を併せ持った、脳科学的にも効率の良い勉強法だといえます。相手に教える様子を録画することは脳に緊張感をもたらし、勉強した内容をすぐアウトプットすることは記憶の反復そのもの。

続きを読み、ぜひ取り入れてみてください!

「教え合う勉強法」はこんな効果が期待できる!

「教え合う勉強法」は記憶の定着に効果的だということが分かりましたね。さらに「記憶(暗記)」以外の勉強にも効果てきめんだという点について、詳しく見てみましょう。

その1:能動的な学習になる

こんな経験をしたことはありませんか?「明日の授業で、この問題の解き方を当てられる」と分かっている予習は、普段より真剣に丁寧に前のめりに、あるいは一種の危機感を持って取り組む、ということです。クラスメイトの前で解くんだから、ちゃんとやらなきゃ!という思いが、自分の行動を変えさせるのですね。

「能動的」とは、「みずから進んで物事に取り組む」ということです。しかし私たちは理由もないのに「みずから進んで取り組む」ことは難しい。そこで登場するのが「教え合う」という勉強法です。相手に教えるということが勉強の動機づけ(勉強する理由)になり、主体的に取り組む姿勢を作ってくれるというわけですね。

その2:自分の理解度が測れる

私が予備校で校舎長をしていた頃の話です。私の担当は文系教科でした。ある日、生徒が数学の質問を持ってきましたが、それは日頃理系チューターが「こうすれば解けるよ」とよく言っている定番問題。これなら私も解説できる!と感じ、説明を始めたのです…が、やはり行き詰りました。生徒が「なぜ、そうなるのか」という本質的な部分を突いてきたときに、お恥ずかしながら答えられなかったのです。

自分がきちんと理解していないことは教えられない」と漫画でも触れられていますが、それがまさに真実。付け焼刃の知識や表面的な暗記では、教科書の記述を読み聞かせることはできても、本質的な教えは与えられないのです。「教える」という行動は、自分の理解不足な部分をはっきりと自覚させてくれます。

たくさんの相乗効果が得られる「教え合う勉強法」にチャレンジしてみよう!

教え合う勉強法」は記憶の定着度を上げ、勉強に対する主体性を高め、さらに自分の理解不足まで発見できることがわかりました。加えて漫画では「ピア効果」についても触れていましたね。友達と刺激し合うことで一人のときより能力が発揮され、一緒に成績アップできるということでした。

漫画では「勉強した内容をアウトプットする様子を録画する」という方法を紹介していましたが、方法は他にもあります。

・休み時間に、終わったばかりの授業の要点を友達と伝え合う
・英単語を覚える数を宣言し、翌日友達と披露し合う
・得意科目を教える、逆に不得意科目を教える

志望校のレベルが近い友達と受験までパートナーシップを組み「教え合う勉強法」を実践すると、勉強効率もピア効果も手に入りますね。ぜひチャレンジしてみてください。

カリスマ講師はなぜ教えるのが上手い?

予備校で「カリスマ講師」と呼ばれる人たちの授業があれほどまでに”わかりやすい”のはなぜでしょうか?ここまで読んできた読者の皆さんには、想像がつくかもしれませんね。

そうです、カリスマ講師は日々「教えている」から分かりやすいのです。教えることで教科・単元についての理解が深まり、授業を受ける生徒たちの様子や質問の内容から「教え方に対するフィードバック」を得ることができ、一層分かりやすい授業を追求する、そんなサイクルができているからですね。それだけ「人に教える」ということは、自分自身で得るものが多いのです。予備校の授業で最も勉強になっているのは、実は講師たちかもしれませんね。

社会人でも生きる!「教えることが、自分の学びになる」

会社では新入社員の指導担当に、入社2年目の社員を就かせることがあります。もちろん、年齢が近いほうが話しやすく、指導もしやすいという人間関係構築のしやすさという理由もありますが、もう1つの狙いは「入社2年目の社員の成長」だということはご存知ですか。1年かけて一通りの業務を経験した入社2年目の社員が何も知らない新入社員に「仕事を教える」ことで、改めて業務に対する理解を深めスキルアップを図りたいという意図があるのです。

「教え合う勉強法」で志望校合格に大きく近づこう!

「教え合う勉強法」の目的と効果について解説してきました。教え合うことで手にできる効果は、理解いただけたでしょうか。受験生ならどれも欲しい効果ばかりでしたよね。

皆さんは「先生」ではありませんから、上手に流ちょうに教えられる必要はありません。「教え合う勉強法」の真の狙い、記憶の定着・能動的な姿勢作り・理解不足箇所の発見を忘れずに、能率的な学習を実現させていきましょう!

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