国語言葉の意味

「お伺いを立てる」の意味や使い方は?例文や類語を読書家Webライターがわかりやすく解説!

この記事では「お伺いを立てる」について解説する。

端的に言えばお伺いを立てるの意味は「目上の人に判断をお願いする」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

さまざまな分野の本に触れ、知識を培ってきた「つゆと」を呼んです。一緒に「お伺いを立てる」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/つゆと

子供の頃からの筋金入り読書好きライター。むずかしい言葉や複雑な描写に出会っても、ねばり強く読みこんで理解することをポリシーとする。言葉の意味も、妥協なくていねいに解説していく。

「お伺いを立てる」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto

それでは早速「お伺いを立てる」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「お伺いを立てる」の意味は?

「お伺いを立てる」には、次のような意味があります。

ある事案について、問題がないかどうかなどの判断を上司などに確認すること。または、伺うこと。

出典:実用日本語表現辞典「お伺いを立てる」

「お伺いを立てる」とは、目上の人に判断をお願いすることです。「これで進めて良いかどうか、部長にお伺いを立ててみましょう」のように使います。「目上の人」にお願いするという意味である以上、この言葉自体が敬語です。お願いするのは自分ですから、謙譲語ですね。

この例でいうと、目上の人に当たるのは「部長」です。「お伺いを立てる」が、目の前の話し相手ではなく「判断をお願いする第三者」に対する敬語となっているのが分かるでしょうか。このように、その場にいない目上の人に判断をお願いしようとする状況でよく使います。

目の前の相手に対する敬語としても、使わないわけではありません。例えば「修正したものを用意しますので、それで進めて良いかどうか、後日あらためてお伺いを立てさせていただきます」という場合。目の前の相手に対し「後日判断をお願いします」と言っていますね。

「お伺いを立てる」の語源は?

次に「お伺いを立てる」の語源を確認しておきましょう。「お伺い」は「伺い」に接頭辞の「お」がついた形。「伺い」の意味については、下に引用を載せたので確認してください。

現在では1の意味で「進退伺い」と使ったり、3の意味で「ご機嫌伺い」と使ったりすることが多いですね。しかし明治時代頃には、2の「神仏のお告げを求める」という意味で使っていました。相手は神仏ですから、かしこまって聴くものであったのは間違いありません。謙譲のニュアンスはここから続くものと考えられます。

「立てる」には、「年長者を立てる」のように「うやまうべきものとして尊重する」という意味がありますね。また、「人を行かせる」という意味で「使いを立てる」と使うとき、人を行かせる先にいるのは「地位の高い人」でしょう。このように「立てる」は相手を敬ってなにかするときに使う言葉でもあるのです。

\次のページで「「お伺いを立てる」の使い方・例文」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share: