

端的に言えば火を見たら火事と思えの意味は「用心するに越したことはない」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
日本語学を学び学習ライターを経験したfleurを呼んだ。一緒に「火を見たら火事と思え」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。
- 「火を見たら火事と思え」の意味や語源・使い方まとめ
- 「火を見たら火事と思え」の意味は?
- 「火を見たら火事と思え」の使い方・例文
- 「火を見たら火事と思え」の類義語は?違いは?
- その1「人を見たら泥棒と思え」
- その2「明日は雨他人は盗賊」
- その3「用心は安全の母」
- 「火を見たら火事と思え」の対義語は?
- その1「渡る世間に鬼はなし」
- その2「七度尋ねて人を疑え」
- その3「案ずるより産むがやすし」
- 「火を見たら火事と思え」の英訳は?
- その1「you can never be too careful」
- その2「better safe than sorry」
- その3「Never trust a stranger.」
- 「火を見たら火事と思え」を使いこなそう
この記事の目次

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/fleur
小学校の頃の趣味は広辞苑を読むこと。日本語学を専攻し、出版社で校正を担当した経験も活かしわかりやすい日本語解説記事を発信する。
「火を見たら火事と思え」の意味は?
「火を見たら火事と思え」には、辞書的に次のような意味があります。
少しの火を見ても火事になるかも知れないと心がけよ。物事には用心の上にも用心をせよというたとえ。
出典:デジタル大辞泉(小学館)「火を見たら火事と思え」
わずかな情報や出来事から最悪の事態を想像するレベルで用心を重ねましょうという意味の慣用句・ことわざです。
目の前の火は火事の一部かもしれないし、これから燃え移り火事に発展するかもしれません。
日頃から些細なことをヒントに不測の事態を想定して備えておくと良いという戒めですね。
「火を見たら火事と思え」の使い方・例文
「火を見たら火事と思え」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
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