
端的に言えば、首を長くするの意味は「待ち焦がれる」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
元新聞記者で、ライター歴20年のトラコを呼んです。一緒に「首を長くする」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/トラコ
全国紙の記者を7年。その後、雑誌や書籍、Webでフリーの記者などとして活動中。文字の正確さ、使い方に対するこだわりは強い。
「首を長くする」の意味は?
「首を長くする」は慣用句です。次のような意味があります。
期待して待ち焦がれる。「返事を―して待つ」
出典:デジタル大辞泉(小学館)「首(くび)を長くする」
「首を長くする」の意味は、待ち焦がれる様子、今か今かと期待しながら待つ様子を表現することです。「首を長くして待つ」と言うこともあります。
「首を長くする」の語源は?
次に、「首を長くする」の語源、を確認しておきましょう。
首を長くするという言葉は、待っている人の様子が語源です。例えば、遠いところにある人や物を見る時に、人は無意識に首を伸ばしたり、背伸びしたりします。このような様子が、首を長くする状態です。
もちろん、実際に首が伸びるわけではありません。ただ、今か今かと遠くを見ようとする様子が、まるで首が長くなるかような感覚で、首を長くするとの言葉になったのです。
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