この記事では「木に竹を接ぐ」について解説する。

端的に言えば「木に竹を接ぐ」の意味は「辻褄が合わないさま・不調和」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

語学好き・英語好き・読書好きなライターくふを呼んです。一緒に「木に竹を接ぐ」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/くふ

語学好き・英語好き・読書好きなライター。学習塾での経験を活かし分かりやすく丁寧な解説をお届けする。

「木に竹を接ぐ」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「木に竹を接ぐ」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「木に竹を接ぐ」の意味は?

「木に竹を接ぐ」には、次のような意味があります。辞書や辞典で正確な内容を確認しましょう。

1.違う性質のものをつぎ合わせる。前後関係や筋が通らないことのたとえ。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「木に竹を接ぐ」

あなたは「木」と「竹」をじっと観察したことはあるでしょうか。一見似ているように見えますが、よくよく観察すると全く違った性質を持っていますよ。「木に竹を接ぐ」とは「ちぐはぐで筋が通っていないこと」の意。読み方は「きにたけをつぐ」です。会話や文章において理由や根拠がちぐはぐなさまや前後の関係がつながっていないことや物事の調和やつり合いが取れていない場面で使われていることわざですよ。「木に竹」や「木に竹を接いだよう」、「木に竹を接ぐがごとし」と表現することもあります。一緒に覚えておきたいですね。

「木に竹を接ぐ」の語源は?

次に「木に竹を接ぐ」の語源を確認しておきましょう。「木に竹を接ぐ」の「接ぐ」とは「二つのものをつなぎ合わせる」の意。木と竹は一見似ているように見えます。しかし、性質は全く異なっており木に竹を接ぎ木をしても木と竹が馴染むことはありません。

このように、「木と竹をつなぎ合わせても意味をなさないこと」から派生して「木に竹を接ぐ」=「物事が調和しないことやちぐはぐで筋道が立たないさま」を示すようになったとされていますよ。「木に竹を接ぐ」の語源について理解が深まりましたね。

\次のページで「「木に竹を接ぐ」の使い方・例文」を解説!/

「木に竹を接ぐ」の使い方・例文

「木に竹を接ぐ」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この用語は、たとえば以下のように用いられます。

1.容疑者は罪を隠そうと木に竹を接ぐような弁解ばかりしている。
2.彼の木に竹を接ぐようなプレゼンテーションでは新しい取引先を獲得することはできないだろう。
3.今日の彼は木に竹を接いだようなファッションだ。この場に不釣り合いで少し浮いている。

「木に竹を接ぐ」を例文から学びましょう。例文1は「会話」です。「容疑者は罪を隠そうとしているため話がちぐはぐである様子」を示しています。話の筋が通っていないことが感じられますね。例文2は「ビジネス」です。「彼のプレゼンテーションは筋が通っておらず内容が不十分であるさま」を説明しています。新しい取引先の獲得は難しそうですね。

例文3は「服装」です。「彼の服装はその場に不釣り合いである様子」を表していますよ。「木に竹を接ぐ」は例文1や例文2のように会話や文章の筋が通っていない場面で多く使用されますが、例文3のように「服装がちぐはぐな場面」を示すこともありますよ。使い方をマスターして下さいね。

「木に竹を接ぐ」の類義語は?違いは?

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「木に竹を接ぐ」の類義語にはどのような言葉が考えられるのでしょうか。一緒に確認しましょう。

「矛盾」

「木に竹を接ぐ」の類義語には「矛盾」が考えられるでしょう。「矛盾」とは「物事の前後が食い違うことや辻褄が合っていないさま」の意。読み方は「むじゅん」です。「矛盾」は「韓非子(かんぴし」という故事が語源だと考えられていますよ。昔、矛と盾を売る楚の国の商人がいました。この商人は盾を売る際は「私の盾は堅く突き通すものはない」と言い、矛を売る時は「私の矛は鋭くどんな物でも突き通すことができる」と言っていました。

ある客が「あなたの矛であなたの盾を突き刺すどうなるのか」と聞きました。すると、この商人は答えることができませんでした。このように「前後の話や行動が一致していないことや筋が通らないさま」を「矛盾」と言い表すようになったと考えられています。とても有名な故事成語ですよ。知識として身につけておきましょう。

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「木に竹を接ぐ」の対義語は?

「木に竹を接ぐ」の対義語にはどのような言葉が考えられるのでしょうか。関連する言葉を一緒に確認しましょう。

「辻褄が合う」

「木に竹を接ぐ」の対義語には「辻褄が合う」が考えられるでしょう。「辻褄が合う」とは「筋道がよく通っているさま・理屈が合うこと」の意。読み方は「つじつまがあう」です。「辻褄」の「辻」とは「服などの縫い目が十文字に合う部分」の意。「褄」は「着物の袖の左右がぴったりと合う所」を意味していますよ。

「辻」も「褄」も「合うべき部分がきちんと合っていること」を示していますね。ここから派生して「辻褄が合う」=「道理が合うや理屈が通っているさま」を表すようになったとされていますよ。「辻褄」は少し難しい漢字かもしれませんが、これを機会に書くことができるようになりたいですね。

「木に竹を接ぐ」の英訳は?

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「木に竹を接ぐ」は英語でどのように翻訳するのでしょうか。キーワードとなる英単語を一緒にチェックしましょう。

「inconsistent」

「木に竹を接ぐ」は「inconsistent」を使って英語訳できるでしょう。「inconsistent」とは「一貫性のない・矛盾している・食い違っている」を意味する形容詞です。さっそく、使い方を例文から学びましょう。例文1は「be動詞+inconsistent」という形で「彼女の話は一貫性がないこと」を示していますよ。例文2は「be動詞+inconsistent+with」という形で「発言と行動に一貫性がないこと」を表しています。「inconsistent」という英単語を知識として身につけて語彙力アップを目指しましょう。

1.Her story was inconsistent.
(彼女の話は竹を接ぐような一貫性のない内容だった。)

2.What my son says is inconsistent with what he does.
(息子は言っていることとしていることが木に竹を接ぐように矛盾している。)

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「木に竹を接ぐ」を使いこなそう

この記事では「木に竹を接ぐ」の意味・使い方・類語などを説明しました。「木」は家具や建築材、薪など日常生活のいろいろな場面で使われていますね。また、「竹」も門松や釣り竿などいろいろなものに加工され私たちの生活で活躍しています。このように、「木」や「竹」は私たちの生活に欠かせない身近な存在であることが、日本語において「木」や「竹」を含むことわざや慣用句が多いことに関係しているのかもしれませんね。

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国語言葉の意味

【ことわざ】「木に竹を接ぐ」の意味や使い方は?例文や類語を現役塾講師がわかりやすく解説!

この記事では「木に竹を接ぐ」について解説する。

端的に言えば「木に竹を接ぐ」の意味は「辻褄が合わないさま・不調和」ですが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

語学好き・英語好き・読書好きなライターくふを呼んです。一緒に「木に竹を接ぐ」の意味や例文、類語などを見ていきます。

ライター/くふ

語学好き・英語好き・読書好きなライター。学習塾での経験を活かし分かりやすく丁寧な解説をお届けする。

「木に竹を接ぐ」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「木に竹を接ぐ」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「木に竹を接ぐ」の意味は?

「木に竹を接ぐ」には、次のような意味があります。辞書や辞典で正確な内容を確認しましょう。

1.違う性質のものをつぎ合わせる。前後関係や筋が通らないことのたとえ。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「木に竹を接ぐ」

あなたは「木」と「竹」をじっと観察したことはあるでしょうか。一見似ているように見えますが、よくよく観察すると全く違った性質を持っていますよ。「木に竹を接ぐ」とは「ちぐはぐで筋が通っていないこと」の意。読み方は「きにたけをつぐ」です。会話や文章において理由や根拠がちぐはぐなさまや前後の関係がつながっていないことや物事の調和やつり合いが取れていない場面で使われていることわざですよ。「木に竹」や「木に竹を接いだよう」、「木に竹を接ぐがごとし」と表現することもあります。一緒に覚えておきたいですね。

「木に竹を接ぐ」の語源は?

次に「木に竹を接ぐ」の語源を確認しておきましょう。「木に竹を接ぐ」の「接ぐ」とは「二つのものをつなぎ合わせる」の意。木と竹は一見似ているように見えます。しかし、性質は全く異なっており木に竹を接ぎ木をしても木と竹が馴染むことはありません。

このように、「木と竹をつなぎ合わせても意味をなさないこと」から派生して「木に竹を接ぐ」=「物事が調和しないことやちぐはぐで筋道が立たないさま」を示すようになったとされていますよ。「木に竹を接ぐ」の語源について理解が深まりましたね。

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