国語言葉の意味

「見てくれ」の意味や使い方は?例文や類語を読書好きWebライターがわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「見てくれ」について解説する。

端的に言えば見てくれの意味は「見栄え」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

接客業で鍛えられた語学力を持つAYAを呼んだ。一緒に「見てくれ」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/AYA

長年接客業で培った「正しい敬語」を武器に、新人教育の経験も豊富なライターAYAが「見てくれ」について読み方から使い方、よくある読み間違いも含めて、分かりやすく解説していく。

「見てくれ」の意味や語源・使い方まとめ

image by iStockphoto

「見てくれ」という言葉をご存じでしょうか?「見てくれ」は第一印象にも繋がりますしとても大事だと思います。ですが、「見てくれ」ばかりを気にする人が近くにいたらどうでしょうか?きっとうわべだけの人なんだな、と思いますよね。「外見」と「中身」のバランスが大切な気がしますよ。今回は「見てくれ」について詳しく解説していきます。

それでは早速「見てくれ」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「見てくれ」の意味は?

「見てくれ」には、次のような意味があります。

1.みかけ。外見。外観。体裁。
2.他人の目につくような言動・服装。
3.上辺。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「見てくれ」

「見てくれ」は見かけや外見など「人の容姿」を表すほか、内面を表す「上辺・体裁」の意味も含まれています。また家や建造物などの外観や(人の)目に付くような言動や服装も指しますよ。「見た目だけ」というネガティブな意味合いを含みます。

会話で使う「ねぇ、見てみて」の意味の「見てくれ」は動詞ですが、この見栄えを意味する「見てくれ」は名詞ですよ。意味も使い方も異なるので注意しましょう。

「見てくれ」の語源は?

次に「見てくれ」の語源を確認しておきましょう。

「見てくれ」の語源は、人にものを見せる時の「ねぇ、コレ見てくれよ」から由来しているようです。あまりにも単純で拍子抜けしますね。確かに自慢したい時ほど人は「ねぇねぇ、見てみて」と注意を向けさせますよね。新しい洋服や彼女にもらった時計など、良い物を身につけているという自慢やみんなに見てもらいたいという気持ちは、人間誰にでもあるのかもしれませんね。

「見てくれ」は漢字にすると「見て呉れ」と記します。この「呉」という字は「頭に大きなかぶり物を付けて舞い狂う」という象形から成り、「華やかに楽しむ」という意味ですよ。語源と直接関係性があるかは明確には分かりませんが、自慢しながらウキウキする姿が想像出来る言葉ですね。

\次のページで「「見てくれ」の使い方・例文」を解説!/

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