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近代法の原則が生活にも?「疑わしきは罰せず」の意味や使い方・類義語などを言葉大好きライターが簡単にわかりやすく解説!

「疑わしきは罰せず」の類義語には何がある?

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「疑わしきは罰せず」の類義語には、「推定無罪/疑わしきは被告人の利益に」などが該当します。元々意味としてはかなり限定的であり、さまざまな要素を一つの言葉に含むため、類義語の数はかなり少なめです。「推定無罪/疑わしきは被告人の利益に」の2つも一般的には近代法の解説などに出番が偏りがちであり、生活で頻繁に出てくるとは言えません。

知名度と言う意味では「疑わしきは罰せず」がもっとも高く、予備知識なしでも意味を推測しやすいです。そのため、どうしても「疑わしきは罰せず」を使えない時以外で、あえて類義語を使う意味は薄めと言えるでしょう。

「疑わしきは罰せず」の現実

「疑わしきは罰せず」は近代法の原則です。つまり、現代日本の法律は「疑わしきは罰せず」を前提として作成され、運用されています。ただし、このことが常に万事に適用されているとは限りません。

人間の犯す罪は常にはっきりした証拠があるとは限らないわけですが、それでもその中でどこかに線を引き、法律を適用しなければならないわけです。その線が「疑わしきは罰せず」の法則ですが、言い換えると証拠が無い限りは、実際に罪を犯していても裁かれないということになります。

法律の世界ではともかく、人の生活の中では「疑わしきは罰せず」が適用されないこともあるのです。企業などの中では状況証拠で人に罰則が下されることもあり得ますし、あくまで理想であることは心にとどめておきましょう。

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