国語言葉の意味

「放縦」の意味や使い方は?例文や類語を元国語科教員がわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「放縦」について解説する。

端的に言えば放縦の意味は「勝手気ままなこと」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

元国語科教員のminを呼んだ。一緒に「放縦」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/min

高等学校の国語科教員として、授業や受験対策、小論文の講座を3年間経験。主に現代文を担当し、言葉に関する指導を幅広く経験してきた。現在はWebライターを目指して勉強中。

「放縦」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「放縦」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「放縦」の意味は?

「放縦」には、次のような意味があります。

ほう‐しょう〔ハウ‐〕【放▽縦】
[名・形動]「ほうじゅう(放縦)」に同じ。

ほう‐じゅう〔ハウ‐〕【放縦】
[名・形動]何の規律もなく勝手にしたいことをすること。また、そのさま。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「放縦」

放縦」という書き方で「ほうじゅう」「ほうしょう」と2通りの読み方が可能ですがどちらで読んでも意味は同じです。「気ままなこと、わがまま」「なんの節度もなく気ままにふるまうこと」という意味の熟語になります。まずは読み方と意味について理解しておきましょう。

「放縦」の語源は?

次に「放縦」の語源を確認しておきましょう。今回はそれぞれの漢字の意味から考えていきます。

」という漢字は「解放」「放牧」などの熟語で目にする「はなれる」「ときはなす」という意味の他、四字熟語の「自由奔放」に使われているように「勝手気まま」という意味も持っている漢字。さらに「」という字についても、「ときはなつ」「気ままにする」という意味を持っています。

こうした似た意味の言葉が合わさって「勝手きまま」という意味の「放縦」という熟語が構成されているのです。

\次のページで「「放縦」の使い方・例文」を解説!/

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