国語言葉の意味

簡単でわかりやすい!「心ここにあらず」は実は簡略形で続きがある?意味や使い方・類語などを語学系主婦ライターが詳しく解説

「注意散漫(さんまん)」:気が散っていること

「注意」は気配りや用心、「散漫」は散らばって広がること・気が散っていることなどの意味です。「注意力散漫」という表現もあります。「注意力」とは一つに心を集中し続ける力のこと。いずれにせよ、集中力が足りず注意をおこたっている状態です。「簡単なテストで凡ミス、注意散漫だった」「注意力散漫で運転してあわや事故になるところだった」と使います。

「ぼんやりする」:集中していないこと

「ぼんやり」にはぼやけている・はっきりしない、などいろんな意味がありますが、ここでは集中できず間が抜けている、元気がない様です。「食事中、ぼんやりしていたら母に心配された」「人間関係のトラブルで疲れはてた私は、海を見てぼんやりする」と使われます。

「心ここにあらず」の対義語はなんだろう

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集中していない状態を表す言葉とは正反対、注意深く物事に取り組んでいる表現をご紹介しましょう。

「一心不乱(いっしんふらん)」:ひとつに集中して心が乱れない

「一心不乱」はほかに気を取られず、ひとつのことに熱中して打ち込んでいる様を表現した四字熟語です。「受験に向けて一心不乱に勉強した」「優勝目指してチーム一丸、一心不乱に練習する」と使います。

「夢中」:我を忘れるほど熱中すること

「夢中」とは物事に心を集中して他のことが見えなくなってしまう状態です。寝ても覚めてもそのことばかりに心身を費やす様は、ある意味「心ここにあらず」かもしれませんね。「初めての恋愛、彼女は彼に夢中だった」「ドラマに夢中で徹夜した」と使います。

「心ここにあらず」を英訳してみよう

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では「心ここにあらず」を英語でどう表現するのでしょうか。単語なら「distraction」:気が散る。句動詞なら「space out」:ぼっとする・ぼんやりする、「He spaced out.(彼はぼんやりしていた)」と使います。

慣用句的な表現としては「When the mind is absent, the eye is blind.」:心ここにあらざれば見れども見えず。これを単語にしたような表現が、上の空・うっかりしたと訳される「absent-minded」です。詳しくみてみましょう。

\次のページで「「absent-minded」:上の空」を解説!/

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