国語言葉の意味

【ことわざ】「茶を濁す」の意味や使い方は?例文や類語を現役塾講師がわかりやすく解説!

「茶を濁す」の対義語は?

「茶を濁す」の対義語にはどのような言葉が考えられるのでしょうか。関連する言葉を一緒に確認しましょう。

「白黒をつける」

「茶を濁す」の対義語には「白黒をつける」が考えられるでしょう。「白を黒つける」とは「物事の善悪や真偽などを決めること・物事をはっきりとした状態にすること」の意。「白黒をつける」は「囲碁の石は白と黒だけでとても明確ではっきりとしていること」が語源だと考えられていますよ。

使い方を例文から学びましょう。例文1は「ある問題を明確にしようとしている場面」です。例文2は「物事を曖昧なままにしておくことは好まない性格であること」を表しています。例文のように「曖昧ではなく物事を明確にはっきりとさせる場面」で使われている言葉ですよ。これを機会に覚えておきたいですね。

1.今日中にこの問題に白黒をつけよう

2.彼は白黒をはっきりとつけることを好む性格だ。

「茶を濁す」の英訳は?

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「茶を濁す」の英訳にはどのような表現が考えられるのでしょうか。キーワードとなる英単語を一緒にチェックしましょう。

「gloss over」

「茶を濁す」の英語訳には「gloss over」が考えられるでしょう。「gloss over」とは「1.光沢をつける・つやを出す 2.隠す・軽く扱う 3.うまく取り繕う・ごまかす」の意。「リップグロス」の「グロス」として「光沢を出す」という意味で有名ですが、「うまく取り繕う・ごまかす」という意味も持っている英単語です。「都合の悪いことに対して取り繕う」というニュアンスが強いことがポイントですよ。使い方を例文で確認しましょう。例文1は「ミスをしたことを笑ってごまかした場面」を示しています。「gloss over」はイディオムとして覚えておきたい表現です。知識として身につけておきましょう。

1.He glossed over his mistake by laughing.
(彼は彼のミスを笑うことで茶を濁した。)

\次のページで「「茶を濁す」を使いこなそう」を解説!/

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