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【ことわざ】「茶を濁す」の意味や使い方は?例文や類語を現役塾講師がわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「茶を濁す」について解説する。

端的に言えば「茶を濁す」の意味は「ごまかす」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

語学好き・英語好き・読書好きなライターくふを呼んだ。一緒に「茶を濁す」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/くふ

語学好き・英語好き・読書好きなライター。学習塾での経験を活かし分かりやすく丁寧な解説をお届けする。

「茶を濁す」の意味や語源・使い方まとめ

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それでは早速「茶を濁す」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「茶を濁す」の意味は?

「茶を濁す」には、次のような意味があります。辞書や辞典で正確な内容を確認しましょう。

1.いいかげんに言ったりしたりしてその場をごまかす。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「茶を濁す」

あなたは聞かれたくないことを聞かれて曖昧な返答でその場をしのいだ経験はあるでしょうか。「茶を濁す」とは「いい加減なことを言ってその場をごまかすこと・その場を取り繕うこと」の意。読み方は「ちゃをにごす」です。「お茶を濁す」や「御茶を濁す」と表現することもありますよ。人には聞かれてほしくないことや踏み込んでほしくない物事がありますよね。このように答えたくないことなどをごまかす際に使用されている表現です。

「茶を濁す」の語源は?

次に「茶を濁す」の語源を確認しておきましょう。「茶を濁す」の「茶」は「抹茶」の意。抹茶をたてるにはきちんとした作法を身につけることが必要ですね。しかし、作法を知らない人たちはお茶をかき混ぜて濁らせることで抹茶をたてたように見せかけてその場を取り繕っていたとされています。このように「知識のない人たちがその場しのぎの振る舞いを見せること」から由来して「茶を濁す」ということわざが生まれたとされていますよ。「茶を濁す」の語源について理解が深まりましたね。

\次のページで「「茶を濁す」の使い方・例文」を解説!/

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