ドラゴン桜式勉強法特集

【漫画でわかる】ドラゴン桜式「走れメロスを要約せよ」完全解説!解法を学べば国語は怖くない!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。国語に苦手意識があるというやつは、読解力がないことを理由にしてないか?「国語は勉強しても点が取れない」というセリフもよく耳にするな。そんな悩める皆のために、ドラゴン桜2は読解力不足の解決法ともいえる「要約問題攻略法」を提案している。この記事を読めば「読解力は小さいころからよく本を読んだ人の能力だから、今さら身につかない」といった思い込みが払拭されるだろう!

今回はドラゴン桜2の6巻より、なんと19ページを無料で公開する。国家資格である総合旅行業取扱管理者やご当地試験の鎌倉検定1級、さらにはTOEIC910点など、10個以上の資格を所持する自称資格マニアのNagiと一緒に「要約する力をトレーニングする方法」を考察付きで解説していくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/Nagi

映像翻訳スクール出身。翻訳、チェッカー以外にも、CC字幕(クローズドキャプション)の制作多数。言葉を文字で表現する「字幕」の世界に数多く触れてきた経験を活かして、分かりやすく解説する。

まずは「ドラゴン桜式・要約問題攻略法」をチェック!

それでは、まずはこちらの漫画をご覧ください。今回は桜木ではなく、国語の特別講師である太宰府治(だざいふおさむ)先生による授業。生徒は早瀬さんと天野くんです。

文章を要約する力を鍛えることで読解力を伸ばせる!

漫画の冒頭で「言い換える力」をつける勉強法について、早瀬さんが質問していましたね。太宰府先生は「読解力を養うこと」が本来の狙いだと話します。「言い換える力」と「読解力」。どちらも、単語の意味や文章の内容をきちんと咀嚼して理解できているかが問われる能力です。暗記や計算によって点が取れる教科と違って伸ばすのが難しそうですね。国語に苦手意識を持つ根本的な理由も、ここにあると言えるでしょう。

さらに、太宰府先生は「読解力」を「要約する力」と言い換えました。「要約する力」を、さらに噛み砕いて言うと「まとめる力」ということになります。きちんと理解できていないことを人に教えることはできませんよね。人を説得するには、まずは自分の中で要約できていることが大前提。物事を順序立ててまとめられる力が必要なのです。

小さい頃から多くの本を読んで育った人の読解力は高くて当然。読書習慣がある人というのは、自然と要約するクセがついています。逆に言えば、文章を要約する力を鍛えれば読解力は伸ばせるのです。早瀬さんのように、何だかワクワクしてきましたね。

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マークシートは得意だが、記述式では点が取れないといった場合も「要約する力」が低いと言えるな。答えを正しく選択できても、いざ自分自身で短く言い換えたり、まとめて伝えるとなると上手くできない人も多いだろう。

次の章からは漫画の中で紹介されている、実際の「要約問題攻略法」を順を追って見ていくぞ。

短期間で効率的に要約力を上げるトレーニング法はこれだ!

ここからは、いよいよ「ドラゴン桜式・要約問題攻略法」に迫ります。要約力を上げるトレーニングで太宰府先生が使ったのは、太宰治の短編小説「走れメロス」。物語に登場するキーワードを8個使って、100文字で説明するといったトレーニング法です。

その1. 主要な「キーワード」を意識する

短編小説とはいえ、それなりに長い文章を要約しろと言われたら、真っ暗な大海原に浮かべられた小舟のような気持ちになるという人もいるでしょう。そんな時に暗闇の中の星とも言える「キーワード」があれば、心強い指標になること間違いなし。主要なキーワードを意識することが大海原を泳ぎ切るカギとなるのです。

太宰府先生が挙げた8つのキーワードを、あらためて見ておきましょう。

1. 邪智暴虐の王
2. 信じる
3. 友
4. 人質
5. 諦める
6. 約束
7. 仲間
8. メロス

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キーワードがあっても上手く使えなければ意味がない。早瀬のように使い方を間違えたり、天野のように使うべきワードを要約文に入れないようでは合格点はもらえないぞ。

次は具体的な手順の説明になる。しっかり頭に入れていけよ。

その2. キーワードを並び替える

キーワードの並べ替えには2パターンあります。一つ一つ見ていきましょう。

一つ目は、キーワードを物語の「時系列順」に並べるといったシンプルな方法です。物事が起こった順に並べるので、話の展開が一目瞭然。全体の流れが見えることで、確実に要約しやすくなるでしょう。

もう一つのパターンを、太宰府先生は「主語述語法」と呼んでいましたね。こちらは登場人物を基軸にして、それぞれに繋がるキーワードを並べるといった方法です。具体的に誰がどうなったというように、人物の状況や変化をまとめることで話のストーリーが際立って見えてきます。

その3. ワード同士を繋げて短文を作る

ワードの並べ替えができたら、今度はワード同士を繋げていきましょう。まずは「矢印の記号」を使用してください。次に、使用した矢印の部分を言葉にしながら短文に直します。ここでは、いかにたくさん短文を作れるかが重要なポイント。主語を補うことを意識しながら、できるだけ多くの文を作りましょう。

短文が作れたら、最後に一つ一つの短文を文章として繋げます。誰が読んでも分かりやすい回答を目指しましょう。

以上が要約文完成までのステップです。このように手順を分けるだけで、完成までの道のりがスムーズになることが分かりますね。

太宰府先生の回答例

メロスは邪智暴虐の王に刃向かい処刑されそうになるも、セリヌンティウスを人質に猶予をもらう。一度は諦めるも、友との約束を思い戻ってきた彼を見て、人を信じることを知った王は改心し2人の仲間になる。

要約のコツは「寿司のネタとシャリの関係」を意識すること!?

ここで、要約する上でのとっておきのコツを解説しておきましょう。太宰府先生は、短文のことを「お寿司」と表現しました。確かに、シャリの上に様々なネタを載せる作業は、キーワードを合わせて短文を作ることとよく似ています。ネタやシャリ(キーワード)が抜けたり、見るからに不味そうな寿司(短文)では誰も喜びませんよね。「彩りよく寿司を飾るように文章を並べる」。この太宰府先生の名言にこそ、要約のコツがあるのです。

まずは『走れメロス』のような短編小説でトレーニングしよう

『走れメロス』は約1万字、30分で読める短編小説です。要約力を上げるためのトレーニングには、こういった小説を使用するのがよいでしょう。文章をただ読んで楽しむのではなく、要約することを意識しながら読み深めていくことが大切です。キーワードを自ら設定して短文を作り、そして要約文を完成させる。この一連の作業を繰り返し行うことで、要約力も読解力も確実に上がっていくはずです。

自称資格マニアの感想

資格マニアを自称するだけあって、私自身これまで数々の試験勉強をしてきました。学生時代、国語は勉強しなくても常に高い点数が取れるタイプだったので、読解力はあるほうだと自負しています。それにも関わらず、記述式はハッキリ言って苦手。特に社会人になってからは断然マークシート派です。読書習慣もないため、要約力の衰えを感じる今日このごろ。まずは『走れメロス』を読み返すところから始めたいと思います。

宮沢賢治の『注文の多い料理店』芥川龍之介の『羅生門』、中島敦の『山月記』といった短編小説もトレーニング用の素材としてよさそうです。国語を苦手としている皆さん、一緒に頑張りましょう!

要約力を武器にしよう

今回は「ドラゴン桜式・要約問題攻略法」を紹介しました。「要約力」をしっかりつければ国語は怖くありません。そして、これは国語だけでなく他の教科にも共通して言えること。どんな教科でも勉強する際には「要約力」が不可欠です。さらには問題文を「読み解く力」も試験を解く際には必須ですよね。

「要約力」は普段の社会生活においても必要とされる大切な能力です。要約力を日々高めて、試験でも仕事でも高得点を得ていきましょう。

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