国語言葉の意味

「衣鉢」の意味や使い方は?例文や類語を元予備校校舎長がわかりやすく解説!

1.次の演目は、今は亡き師匠から私が衣鉢を継いだものである。
2.師匠は後継を探しているらしい。衣鉢を継ぐにふさわしいのは彼だろう。
3.あのお寺は住職から息子さんに衣鉢相伝となるらしい。

「衣鉢」は「弟子が師のおしえを継ぐこと、奥義を受け継ぐこと」という意味で使われます。「衣鉢」と単体で使われることはあまりなく、多くは「衣鉢を継ぐ」という慣用表現になることに注意しましょう。

例文1と例文2は「衣鉢を継ぐ」を使っっていますね。どちらも師匠から弟子に、流儀の教えが受け継がれるという意味です。

例文3では「衣鉢相伝(いはつそうでん)」という四字熟語をご紹介しました。意味は「衣鉢を継ぐ」と同じですが、四字熟語にすることで格式が生まれます。場面によって使い分けてみてください。

「衣鉢」の類義語は?違いは?

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「衣鉢」は師匠から弟子に伝えられるおしえのことですね。そんな「衣鉢」に類義語はあるのでしょうか。

その1「真髄」

真髄(しんずい)」とは「物事の中心・精神ともいうべきもの」という意味です。師匠が弟子に教えるのは、流派の根本的な考え方や表現ですよね。目には見えない精神世界も含まれます。「奥義」も同じ意味で使えますよ。

「映画が非常に好きな友人が言うには、あの監督の真髄は悲しみの表現の仕方にこそあるということだ」

その2「極意」

極意(ごくい)」は「芸道や武道などの最も深遠な意味、秘訣」という意味です。芸道や武道という点で、師弟関係の存在を感じさせる言葉ですね。

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