

端的に言えば異彩を放つの意味は「周囲に比べ突出した魅力や特徴があること」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
日本語学を学び学習ライターを経験したfleurを呼んだ。一緒に「異彩を放つ」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二
「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/fleur
小学校の頃の趣味は広辞苑を読むこと。日本語学を専攻し、出版社で校正を担当した経験も活かしわかりやすい日本語解説記事を発信する。
「異彩を放つ」の意味は?
「異彩を放つ」には、次のような意味があります。
1 普通とは違った色彩や光を出す。
「渠 (かれ) の眼色 (めざし) は、顰 (ひそ) める眉の下より―・てり」〈鏡花・義血侠血〉
2 多くの中できわだって見える。「画壇の中で―・つ新人」
出典:デジタル大辞泉(小学館)「異彩を放つ」
読み方は「いさいをはなつ」。日常会話では2の意味で使われることが多いかもしれませんね。
基本的には魅力的な人物・モノなど優れた点を評価する目的て使われます。
異なる彩という漢字からも分かるように良い悪いどちらかに限らず周囲と違い一際目立っている人物に対して使われる慣用句です。
「異彩を放つ」の使い方・例文
「異彩を放つ」の使い方を例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
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