国語言葉の意味

「目には目を、歯には歯を」の意味や使い方は?例文や類語をWebライターがわかりやすく解説!

仕事の邪魔ばかりしてくる同僚にも、彼は仇を恩で報いるように、いつも対等に、そして笑顔で接している。

その3「誰かが右の頬を打つなら、左の頬をも向けなさい」

「誰かが右の頬を打つなら、左の頬をも向けなさい」は聖書に書かれている言葉の中でも有名なフレーズです。「目には目を、歯には歯を」という言葉を戒めるように、「相手に報復をしてはいけない。悪意を持って害を被らせてきた相手に向かっていってはいけない」ということを表しています。

例え害を被ったとしても、報復や復讐をしてはならないと「誰かが右の頬を打つなら、左の頬をも向けなさい」と、キリストは説いた。

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ここまで「目には目を、歯には歯を」の類義語や対義語について解説をしてきたぞ。復讐や仕返しを「必要以上にしない」ということを言っている言葉だが、イエス・キリストは「そもそも復讐をしてはならない」とその上をいく寛容さを打ち出してきたんだな。

「目には目を、歯には歯を」を使いこなそう

この記事では「目には目を、歯には歯を」の意味・使い方・類語などを説明しました。「受けた害に対して、同等の仕打ちをもって報いること」を意味するこの言葉。「復讐ありき」ととらえられがちですが、「必要以上の復讐をしない」ことで報復合戦を収め、予め罪人には刑罰があるとすることで犯罪の抑止力にもなったハムラビ法典の制定は先人の偉大な功績の一つと言えます。もっとも、現代社会ではその報復すらもせず、「悪意と向き合わない覚悟」が必要なのかもしれません。多様化する世界では、何が正義かさえ、多様になっているのですから。

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