「竹帛に垂る」の使い方・例文
それではここで「竹帛に垂る」の正しい使い方を、例文を使って見ていきましょう。この言葉は、たとえば以下のように用いられます。
1.かつて戦国時代の武将たちは、誰もが竹帛に垂るような手柄や功名を欲し、命懸けで戦場を駆け回っていた。
2.保存された精選情報を使って登録した関連画像を編集および更新し、一覧をその他の人々にシェアする機能を持ったこのアプリはまさに、竹帛に垂る発明と言って差し支えないだろう。
上記の例文はどちらも「竹帛に垂る」が「歴史に名を残す」という意味で用いられています。「竹帛に垂る」はことわざという性質上、実際に「歴史に名を残した」という断定表現よりも「歴史に名を残すような」という比喩表現で用いられることが多いです。ただし比喩表現とはいえ、後世に名を伝えるほどの偉大な功績という土台があった上で使うのが望ましいでしょう。
その1「垂名竹帛」「竹帛之功」
「垂名竹帛」は「すいめいちくはく」と読み、「名を竹帛に垂る」をそのまま四字熟語にしたもので、意味は同じく「歴史に名を残す」です。同様の意味の四字熟語として「竹帛之功(ちくはくのこう)」という四字熟語もあります。
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