「いびる」の使い方・例文
「いびる」の使い方を例文を使って見ていきましょう。
先程引用したデジタル大辞泉によると、「いびる」には「しいたげて苦しめる」「せがむ。ねだる」「あぶる。焼く」という意味がありましたが、現在では「しいたげて苦しめる」以外の意味で用いることはありませんので「しいたげて苦しめる」の例文だけを挙げることにしします。
1.上司の部下Aに対する言動は嫌がらせというレベルを超えている。部下Aをいびり出すつもりか。
2.先輩ネコが後からやってきた後輩ネコに威嚇をしたり、ネコパンチを浴びせたりしている話題の動画を観たが、「これって、その辺の職場でよくある後輩いびりと一緒だ」と思った。
3.「姑が嫁をいびるなんて…もう、昔話だねぇ。近頃ではこっちがいびられないように気を遣わないといけないよ。偉そうな態度なんてとれないね」と近所の姑さんたちが立ち話をしながら愚痴を言っていた。
「いびる」は「弱い立場の人をいじめて苦しめる。しいたげて苦しめる」という意味でしたね。「いびる」という行為は「いびる方(強い立場)」と「いびられる方(弱い立場)」に分かれます。
「いびる」の意味から考えると、例文では「強い立場:上司・先輩ネコ・近頃の嫁」「弱い立場:部下・後輩ネコ・今の姑」となりますね。いびるという行為の根底にあるのがストレスです。上司には仕事や人間関係のストレス、先輩ネコには後輩ネコの出現という環境変化のストレス。近頃の嫁にも人間関係のストレスがあるでしょう。
現在社会において、ストレスの種は無数にあります。そしてストレス発散の対象となってしまうのが立場的に弱いものなのです。日常においてストレスの無い社会が実現すれば良いのですが、「それはなかなか難しい」というのが現状でしょう。
「虐げる」(しいたげる)
「虐げる」は「虐待する」「いじめる」という意味です。
虐げられるのは立場的に弱いもの。我が家の三兄弟で一番虐げられたのは三男でしょう。
上の二人にゲームの順番は抜かされ、おもちゃは取り上げられ…彼の手元に残ったものは紙と鉛筆だけ。彼はその紙と鉛筆でよくお絵描きをしていました。後に彼は美術系の大学へ進学したのですが「絵が上手くなったのは何でもかんでも取り上げた兄ちゃん達のお陰」と笑っていました。
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