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その2「背格好」
「背格好」とは身長やからだつきのことを意味しており、「せかっこう」あるいは「せいかっこう」と読みます。顔を見なければ間違えてしまうほど似ている人のことを、「背格好がそっくりだ」と表現したりしますね。見た目の印象だけでなく、たたずまいや仕草などを含めている場合もあるでしょう。このあたりは「体躯」という言葉では、なかなか出せないニュアンスです。
「体躯」の対義語は?
それでは「体躯」の対義語には、どのようなものがあるでしょうか?
残念ながら、対義語・反対語としてピックアップできる具体的な言葉は検索しても見つかりませんでした。「体つき」と反対の意味合いを持つ言葉として考えれば、外見ではなく内面や精神面に焦点を当てている「心模様」「機嫌」「情緒」といった表現が当てはまるかもしれません。
「体躯」の英訳は?
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日本語の「体躯」は英語で表現すると、どのようになるのでしょうか?
ここからは日本というフィールドを離れて、文化や習慣の異なる英語圏の視点から「体躯」の英語訳を見ていきましょう。
その1「build」
英語で「体躯」を表す場合、「建てる・建設する・建造する」がコアの意味である「build」を使うことができます。カタカナ語としても浸透している「body builder(ボディビルダー)」をイメージすれば、分かりやすいですね。「体躯」という言葉が持つニュアンスが無機質であるのに対し、「build」は「からだ」をより具体的なもの、成長や老化を伴うものとして捉えていると言えるでしょう。
その2「physique」
「physique」という単語でも、「体躯」の意味合いを表すことができます。この単語には「地形・地勢」といった意味もあり、からだの全体像を俯瞰で見ている表現と言えるでしょう。
ちなみに、ボディビルディング競技の1つに、Vシェイプ(いわゆる逆三角)の肉体美を競う「フィジーク」という競技があります。過度の筋肉や減量は減点の対象になるそうです。「ボディビル」との違いに焦点を当てると、前述の「build」と「physique」のニュアンスの違いが垣間見えてきますね。
1.Men with an imposing build give the impression that they are calm on the inside.
堂々たる体躯の男性は、内面的にも穏やかな印象を与える。
2.The photo of a dancer with a supple physique caught my attention.
しなやかな体躯のダンサーの写真に目を奪われた。
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