国語言葉の意味

「皆目」の意味や使い方は?例文や類語を読書家Webライターがわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「皆目」について解説する。

端的に言えば皆目の意味は「全然」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

幼少期から様々な分野の本を読み続け、知識を深めてきた川瀬を呼んだ。一緒に「皆目」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/川瀬

幼少期から多種多様な本を与えられて育ち、分からない言葉があれば辞書で引く癖がついていた。本を読み続けていく中で、細やかで表現力豊かな美しい日本語に魅了される。これまでの読書量を活かし、丁寧に言葉の意味を解説していく。

「皆目」の意味や語源・使い方まとめ

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本を読んでいたり、ビジネスシーンなどでよく出てくる「皆目」という言葉の意味をご存じでしょうか。日常生活ではあまり聞き馴染みのない言葉なので、混乱してしまう事もあると思います。言葉の正しい意味と使い方を知ると、表現の幅が広がってとても便利です。それでは早速「皆目」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「皆目」の意味は?

「皆目」には、次のような意味があります。

1.あとに打消しの語を伴って、強く否定する気持ちを表す。まるっきり。全然。「皆目見当がつかない」

2.まるまる全部、すっかりの意を表す。あとに否定的な意味・内容のくることが多い。「風眼とやらをわづらひおりまして、両眼ともに―おっつぶして」

出典:デジタル大辞泉(小学館)「皆目」

「皆目」は「かいもく」と読み、「まるっきり。全然」「まるまる全部」「全く」という意味があります。「皆目見当がつかない」のように、「皆目」のあとに「~ない」と続ける事で、強く打ち消す気持ちや否定を強調する事が出来るのです。他にも、「すっかり」といった意味も持ち合わせています。

「皆目」の語源は?

次に「皆目」の語源を確認しておきましょう。「皆目」という言葉は、元々「ちっとも」という意味を持つ「カイムク」という言葉が、由来ではないかと言われています。この事から、元々はない事を強調したり、何かを否定する際に使う言葉だったことが分かるでしょう。

\次のページで「「皆目」の使い方・例文」を解説!/

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