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【慣用句】「真綿で首を絞める」の意味や使い方は?例文や類語を現役文学部生ライターがわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「真綿で首を絞める」について解説する。

端的に言えば真綿で首を絞めるの意味は「徐々に苦しめる」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。

日本語学を学び学習ライターを経験したfleurを呼んだ。一緒に「真綿で首を絞める」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/fleur

小学校の頃の趣味は広辞苑を読むこと。日本語学を専攻し、出版社で校正を担当した経験も活かしわかりやすい日本語解説記事を発信する。

「真綿で首を絞める」の意味や語源・使い方まとめ

image by PIXTA / 71016862

それでは早速「真綿で首を絞める」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「真綿で首を絞める」の意味は?

「真綿で首を絞める」には、次のような意味があります。

遠まわしにじわじわと責めたり痛めつけたりすることのたとえ。

出典:デジタル大辞泉(小学館)「真綿で首を絞める」

読み方は「まわたでくびをしめる」。直接的な攻撃をしたり一発で大ダメージを食らわせたりすることなく時間をかけてダメージを与えていくことを指す慣用句です。

また「しめる」を「締める」と表記するのは誤り。締めるはリボンや紐に対して使い、首などを圧迫する意味では基本的に「絞める」が使われます。

「真綿で首を絞める」の語源は?

次に「真綿で首を絞める」の語源を確認しておきましょう。

真綿とは蚕の繭を引き延ばし、乾燥させることで綿状にしたもののことです。昔から布団などに使われ柔らかい素材であるため、それを紐状にしたもので首を絞めてもすぐには命に影響することはありません。

しかし真綿であっても強く絞め続ければ苦しむことになるため、じわじわと苦しめることを指すようになりました。

\次のページで「「真綿で首を絞める」の使い方・例文」を解説!/

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