国語言葉の意味

【慣用句】「何から何まで」の意味や使い方は?例文や類語をプロダクション編集者がわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「何から何まで」について解説する。
端的に言えば「何から何まで」の意味は「こまごました事柄までも含めて、すべて、すっかり」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
ライターのflickerを呼んだ。一緒に「何から何まで」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/flicker

仕事柄、言葉からひらめきをもらうことがよくある。「なるほど。そういうことか!」と言葉への知識・関心がさらに一層広がるように、さらに編プロでの編集経験を活かし理解しやすい精確な解説を心掛ける。

「何から何まで」の意味や語源・使い方まとめ

image by PIXTA / 58304457

それでは早速「何から何まで」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「何から何まで」の意味は?

「何から何まで」には、次のような意味があります。

いっさいの雑多なものを残る所なく含むさま。完全に。すっかり。何もかも。

出典:コトバンク

「何から何まで」は全ての物事を一つももらさない様子を表す副詞。「父は家のことは何から何まで母任せだ」「この度は何から何までお世話になりました」など述語にかかる修飾語として用いられますよ。「全部」「全て」という意味ですが、個々の要素を一つ一つ具体的に点検した結果として一つの例外もなくすべてというニュアンスです。

「何から何まで」の語源は?

次に「何から何まで」の語源を確認しておきましょう。「何から何まで」の語源ははっきりとはわかっていませんので、「何」の漢字の成り立ちについて説明しましょう。「何」は人を表す「亻(にんべん)」と肩に荷物を担ぐ意味の音を示す「可」とを合わせた字。後に、この字を疑問をあらわす言葉に使うようになったので、「かつぐ」「になう」というもとの意味には、同じ音の「荷」の字をあて表しました。ちなみに「何」の特別な読み方には「何処(いずこ)」「何時(いつ)」「何故(なぜ)」などが挙げられます。

\次のページで「「何から何まで」の使い方・例文」を解説!/

次のページを読む
1 2 3 4
Share: