国語言葉の意味

「あえか」の意味や使い方は?例文や類語をプロダクション編集者がわかりやすく解説!

よお、ドラゴン桜の桜木建二だ。この記事では「あえか」について解説する。
端的に言えば「あえか」の意味は「か弱くなよなよとしたさま、頼りないさま」だが、もっと幅広い意味やニュアンスを理解すると、使いこなせるシーンが増えるぞ。
ライターのflickerを呼んだ。一緒に「あえか」の意味や例文、類語などを見ていくぞ。

解説/桜木建二

「ドラゴン桜」主人公の桜木建二。物語内では落ちこぼれ高校・龍山高校を進学校に立て直した手腕を持つ。学生から社会人まで幅広く、学びのナビゲート役を務める。

ライター/flicker

仕事柄、言葉からひらめきをもらうことがよくある。「なるほど。そういうことか!」と言葉への知識・関心がさらに一層広がるように、さらに編プロでの編集経験を活かし理解しやすい精確な解説を心掛ける。

「あえか」の意味や語源・使い方まとめ

image by PIXTA / 55915293

それでは早速「あえか」の意味や語源・使い方を見ていきましょう。

「あえか」の意味は?

「あえか」には、次のような意味があります。

[形動][文][ナリ]か弱く、頼りないさま。きゃしゃで弱々しいさま。「あえかに咲く花」

出典:コトバンク

「あえか」は濃淡の程度が非常に低い様子を表します。ややかたい文章語で日常会話に用いられることは少ないでしょう。また「あえか」ははっきり見えないだけでなく、それが美しいことを合わせて表現する語であって、はっきり認識できないものを美とする日本文化の特徴を示す語です。

「あえか」の語源は?

次に「あえか」の語源を確認しておきましょう。漢字で「あえか」は「和か」と書きます。それでは「和」の漢字の成り立ちについて説明しましょう。「和」は「口」とくわえる意味の音を示す「禾」とを合わせた字。声をくわえて調子を「あわせる」意味を表しますよ。ちなみに「和」の特別な読み方には「和泉(いずみ)」「阿蘭陀(オランダ)」「和布(わかめ)」などが挙げられます。

\次のページで「「あえか」の使い方・例文」を解説!/

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